CyberLibrarian

【泚意】 このドキュメントは、W3CのWeb Annotation Data Model W3C Recommendation 23 February 2017の和蚳です。
このドキュメントの正匏版はW3Cのサむト䞊にある英語版であり、このドキュメントには翻蚳に起因する誀りがありえたす。誀蚳、誀怍などのご指摘は、蚳者たでお願い臎したす。

蚳泚 Annotation、Body、Target等、頭文字が倧文字になっおいる語句(クラスを衚すず思われる)が本文䞭に倚く出珟したすが、それらは倧文字・小文字を区別せずに蚳したした。

First Update: 2017幎3月6日

芁玄

アノテヌションは、䞀般的に、資源たたは資源間の関連性に関する情報を䌝えるために甚いられたす。簡単な䟋には、1぀のりェブ・ペヌゞや画像に関するコメントやタグ、ニュヌス蚘事に関するブログの投皿が含たれたす。

りェブ・アノテヌション・デヌタ・モデル仕様は、様々なハヌドりェアおよび゜フトりェアのプラットフォヌムにたたがっおアノテヌションを共有、再利甚できるようにするための構造化モデルず圢匏に぀いお蚘述しおいたす。䞀般的なナヌスケヌスにより、シンプルか぀䟿利な方法でモデル化できるず同時に、任意のコンテンツを特定のデヌタ・ポむントやタむムド・マルチメディア資源の断片にリンクさせるなどの、耇雑な芁件も可胜ずなりたす。

この仕様では、このナヌスケヌスに察応した抂念モデルに基づくアノテヌションの䜜成ず利甚が容易になるように、特定のJSON圢匏ずそれを衚す甚語の語圙を提䟛したす。

このドキュメントのステヌタス

この項は、このドキュメントの公開時のステヌタスに぀いお蚘述しおいたす。他のドキュメントがこのドキュメントに取っお代わるこずがありえたす。珟行のW3Cの刊行物およびこの技術報告の最新の改蚂版のリストは、http://www.w3.org/TR/のW3C技術報告むンデックスにありたす。

この仕様は、オヌプン・アノテヌション・コミュニティ・グルヌプの成果から埗られたものであり、䞡者の違いに関する詳现は付録の謝蟞に蚘録されおいたす。

このドキュメントは、りェブ・アノテヌション・ワヌキンググルヌプによっお勧告ずしお発衚されたした。このドキュメントに関しおコメントを行いたい堎合には、[email protected](賌読、アヌカむブ)にお送りください。どのようなコメントでも歓迎したす。

ワヌキンググルヌプの実装報告曞を参照しおください。

このドキュメントは、W3Cメンバヌ、゜フトりェア開発者、他のW3Cグルヌプ、および他の利害関係者によりレビュヌされ、W3C勧告ずしお管理者の協賛を埗たした。これは確定枈みドキュメントであり、参考資料ずしお甚いたり、別のドキュメントで匕甚したりするこずができたす。勧告の䜜成におけるW3Cの圹割は、仕様に泚意を匕き付け、広範囲な開発を促進するこずです。これによっおりェブの機胜性および盞互運甚性が増匷されたす。

このドキュメントは、2004幎2月5日のW3C特蚱方針の䞋で掻動しおいるグルヌプによっお䜜成されたした。W3Cは、このグルヌプの成果物に関連するあらゆる特蚱の開瀺の公開リストを維持し、このペヌゞには特蚱の開瀺に関する指瀺も含たれおいたす。䞍可欠な請求暩(Essential Claim(s))を含んでいるず思われる特蚱に関しお実際に知っおいる人は、W3C特蚱方針の6項に埓っお情報を開瀺しなければなりたせん。

このドキュメントは、2015幎9月1日のW3Cプロセス・ドキュメントによっお管理されおいたす。

1. はじめに

この項は非芏範的です。

アノテヌションの付䞎ずいう、別個の情報間を関係付ける行為は、様々な圢でオンラむン䞊においお普及しおいる掻動です。りェブの利甚者は、提䟛元のりェブ・サむトに組み蟌たれおいるツヌル、倖郚のりェブ・サヌビス、たたはアノテヌション・クラむアントの機胜を甚いおオンラむン資源にコメントを付䞎したす。共有されおいる写真や動画に関するコメント、補品レビュヌ、りェブ資源に関する゜ヌシャル・ネットワヌクの蚀及ですら、すべおアノテヌションずみなすこずができたす。さらに、「付箋」システムやスタンドアロンのマルチメディア・アノテヌション・システムが倚数存圚しおいたす。この仕様では、これらのアノテヌションを衚珟する䞀般的なアプロヌチなどを蚘述しおいたす。

りェブ・アノテヌション・デヌタ・モデルは、1぀のりェブ資源にテキストの断片を貌り付けるなどの、最も䞀般的なナヌスケヌスにも察応できる十分な簡朔さを確保し぀぀、耇雑な芁件を満たす豊かな衚珟力を持ち、プラットフォヌム間で容易に共有できる、アノテヌション衚珟に察する拡匵可胜か぀盞互運甚可胜なフレヌムワヌクを提䟛したす。

アノテヌション(annotation)は、接続された資源の集合であるず考えられ、䞀般的に本䜓(body)ずタヌゲット(target)が含たれおおり、本䜓がタヌゲットに関係付けられおいる(related to)ずいうこずを䌝えたす。この関係の正確な性質はアノテヌションの意図によっお倉わりたすが、本䜓は、䜕らかのタヌゲットに「関する」ものであるこずが最も倚いです。この芳点から、䞋蚘に瀺す3぀の郚分からなる基本モデルが埗られたす。完党なモデルは、远加機胜をサポヌトし、アノテヌション内ぞのコンテンツの組み蟌み、資源の任意の断片の遞択、資源の適切な衚珟の遞択、クラむアントがアノテヌションを適切に衚瀺できるようなヒントの提䟛が可胜です。機械によっお䜜成された、たたは、機械をタヌゲットずしたアノテヌションも可胜で、人間向きのドキュメントのりェブのみが考慮され、デヌタのりェブが無芖されないこずが保蚌されたす。

基本モデル: アノテヌション、本䜓およびタヌゲット

りェブ・アノテヌション・デヌタ・モデルは、アノテヌションの䜜成、管理、怜玢に察する転送プロトコルを芏定しおいたせん。その代わりに、倚くの様々なプロトコルで受け枡される資源指向の構造およびその構造のシリアル化に぀いお蚘述しおいたす。関連する[annotation-protocol]仕様では、掚奚されるトランスポヌト局に぀いお蚘述しおおり、それは別途採甚するこずができたす。

1.1 モデルの目的

りェブ・アノテヌション・デヌタ・モデルの䞻な目的は、アノテヌションをシステム間で共有できるようにするための暙準的な蚘述モデルず圢匏を提䟛するこずです。この盞互運甚性は、他者ずの共有のため、たたは機噚やプラットフォヌムの間の私的なアノテヌションの移行のためのどちらかでありえたす。共有されたアノテヌションは、既存のコレクションに統合され、重芁な情報を倱うこずなく再利甚できなければなりたせん。このモデルは、シンプルなアノテヌションが容易である状態を保ち぀぀、耇雑な利甚が可胜ずなるようにそのベヌスラむンから拡匵しお、できる限り倚くのアノテヌションのナヌスケヌスをカバヌすべきです。

りェブ・アノテヌション・デヌタ・モデルは、あらゆる利害関係者が利甚できる、1぀の敎合性のあるモデルです。䜜成者ず利甚者の䞡方の実装コストを最小限に抑えるためにあらゆる努力が行われたした。既存の暙準に適応する必芁がある堎合や、1぀の方法のみを採甚するず重倧なコストが䌎う堎合を陀き、ナヌスケヌスを満たすには、耇数の方法よりも、1぀の方法の方が匷く掚奚されたす。このデヌタ・モデルはリンクト・デヌタの基瀎を甚いお構築されおいたすが、豊かで高性胜な非グラフ・ベヌスの実装を可胜ずするこずを目指しお蚭蚈されおいたす。そのため、このモデルの蚭蚈の最適化においおは、掚論やその他のグラフ・ベヌスのク゚リは、明らかに優先事項ではありたせん。

1.2 モデルのシリアル化

ドキュメント内のすべおの䟋は、アノテヌション語圙[annotation-vocab]の付録Aで瀺しおいるコンテキストを甚いお[JSON-LD]ずしおシリアル化されおおり、これは、望たしいシリアル化の圢匏です。この圢匏のメディア・タむプは、アノテヌション・プロトコル[annotation-protocol]の3項でapplication/ld+json;profile="http://www.w3.org/ns/anno.jsonld"ず定矩されおいたす。

アノテヌションに蚘録される唯䞀の情報が資源のIRIである堎合、そのIRIは、䟋1のように、関係の倀ずしお甚いられたす。資源に関しおより倚くの情報がある堎合、IRIは、䟋2のように、関係の倀であるオブゞェクトのidプロパティヌの倀です。

1.3 適合性

非芏範的ず蚘しおいる項ず同じく、この仕様のすべおの䜜成ガむドラむン、図、䟋、泚は、非芏範的です。この仕様のその他の郚分はすべお芏範的です。

「するこずができるしおもよい(MAY)」、「しなければならない(MUST)」、「しおはならない(MUST NOT)」、「掚奚されない(NOT RECOMMENDED)」、「掚奚される(RECOMMENDED)」、「すべきであるする必芁がある(SHOULD)」、「すべきでないする必芁がない(SHOULD NOT)」ずいうキヌワヌドは、[RFC2119]で蚘述されおいるように解釈されるべきです。

1.4 甚語

IRI
IRI、すなわち囜際化資源識別子は、URIがASCII文字のサブセットで構成されおいなければならないのに察し、Unicodeの文字が認められおいるURI仕様の拡匵です。IRIず、同等の゚ンコヌドされたURI圢匏ずの間には、倉換のためのマッピング・アルゎリズムが存圚しおいたす。IRIは[rfc3987]で定矩されおいたす。
資源(Resource)
IRIで識別可胜な(MAY)関心事項。
りェブ資源(Web Resource)
りェブ・アヌキテクチャ[webarch]で蚘述されおいるずおり、IRIで識別されなければならない(MUST)資源。りェブ資源は、IRIにより逆参照可胜でありえたす(MAY)。
倖郚りェブ資源(External Web Resource)
りェブ・ペヌゞ、画像、動画など、アノテヌション衚珟の䞀郚ではないりェブ資源。倖郚りェブ資源は、IRIから逆参照可胜です。
プロパティヌ(Property)
資源の特性で、特定のデヌタ型を持っおいるこずが倚いです。モデルの項では、「プロパティヌ」ずいう甚語は、関係ではなく、文字列、敎数、日付などのリテラル倀を持぀特性のみを参照するために甚いおいたす。したがっお、プロパティヌの有効な倀はオブゞェクト以倖のデヌタ型、たたは耇数が認められおいる堎合は、デヌタ型のメンバヌが含たれおいる配列です。
関係(Relationship)
モデルの項では、「関係」ずいう甚語は、資源のIRIを参照するか、アノテヌション衚珟に資源の蚘述を含めるかのいずれかの方法で他の資源を参照する機胜を区別するために甚いおいたす。関係の有効な倀は、IRIが含たれおいる匕甚笊付き文字列、「id」プロパティヌを持っおいるオブゞェクト、たたは耇数が認められおいる堎合は、それらのいずれかが含たれおいる配列です。
クラス(Class)
資源は、抂念的に「クラス」ず呌ばれるグルヌプに分けるこずができ、クラスのメンバヌは、クラスのむンスタンスずしお知られおいたす。資源は型付けによっお特定のクラスに関連付けられたす。クラスはIRIで識別され、぀たり、りェブ資源自䜓でもありたす。
型/タむプ(Type)
クラスのむンスタンスを、それが属しおいるクラスに関連付ける特別な関係。
むンスタンス(Instance)
特定のクラスによっお衚される資源のグルヌプの芁玠。

2. りェブ・アノテヌションの原則

りェブ・アノテヌション・デヌタ・モデルは、次の基本原則を甚いお定矩されおいたす。

䞋蚘の原則は、タヌゲットず本䜓の正確な性質に関する区別に぀いお補足したものです。

アノテヌション・ドキュメントに含たれおいる、本䜓やタヌゲットなどの倖郚資源のプロパティヌは、クラむアントぞのヒントずしお意図されおいるものであり、信頌できる情報ずはみなされたせん。これには、倖郚資源の䜜成された時間、䜜成゚ヌゞェント、修正時刻、暩利衚明、圢匏、蚀語、文字方向などのプロパティヌも含たれたす。

3. りェブ・アノテヌション・フレヌムワヌク

3.1 アノテヌション

アノテヌションはりェブ資源です。通垞、アノテヌションには、コメントやその他の蚘述資源である1぀の本䜓ず、䜕らかの圢で本䜓がそれに「関する」ものである1぀のタヌゲットが含たれおいたす。アノテヌションには、远加の蚘述プロパティヌが含たれおいる可胜性も高いです。

ナヌスケヌスの䟋: Aliceは、特定のりェブ・ペヌゞに関するコメントを投皿したした。圌女のクラむアントは、その投皿を本䜓資源ずし、そのりェブ・ペヌゞをタヌゲット資源ずしたアノテヌションを䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
@context プロパティヌ アノテヌションずしおのJSONの意味を決定するコンテキスト。
アノテヌションは、@contextの倀を1぀以䞊持っおいなければならず(MUST)、http://www.w3.org/ns/anno.jsonldはそのうちの1぀でなければなりたせん(MUST)。倀が1぀だけの堎合は、文字列で提䟛されなければなりたせん(MUST)。
id プロパティヌ アノテヌションのID。
アノテヌションは、それを識別するIRIを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
type 関係 アノテヌションのタむプ。
アノテヌションは、タむプを1぀以䞊持っおいなければならず(MUST)、Annotationクラスはそのうちの1぀でなければなりたせん(MUST)。
Annotation クラス りェブ・アノテヌションに察するクラス。
Annotationクラスは、typeを甚いおアノテヌションに関連付けられなければなりたせん(MUST)。
body 関係 アノテヌションずその本䜓ずの関係。
アノテヌションに関連付けられおいるbody関係が1぀以䞊あるべきですが(SHOULD)、0であるこずもできたす(MAY)。
target 関係 アノテヌションずそのタヌゲットずの関係。
アノテヌションに関連付けられおいるtarget関係が1぀以䞊なければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋1: 基本アノテヌション・モデル
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno1",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/post1",
  "target": "http://example.com/page1"
}

3.2 本䜓ずタヌゲット

りェブは、様々なシステムが連携しおコンテンツぞのアクセスを提䟛しおいる分散型システムです。アノテヌションは、それらの資源を、本䜓ずタヌゲットずしお参照しおリンク付けするために䜿甚できたす。タヌゲット資源は、垞に倖郚りェブ資源ですが、本䜓はアノテヌション内に組み蟌むこずもできたす。組み蟌たれた本䜓は、その衚珟がアノテヌション衚珟の䞭に含たれおいるため、逆参照の必芁はありたせんが、倖郚りェブ資源は、その状態の衚珟を怜玢するために別途逆参照できたす。

3.2.1 倖郚りェブ資源

りェブ資源はIRIで識別され、様々なプロパティヌを持ち、倚くの堎合、資源のコンテンツの圢匏や蚀語が含たれたす。この情報は、資源衚珟をりェブから怜玢しなければならない堎合でも、アノテヌションの䞀郚ずしお蚘述できたす。

ナヌスケヌスの䟋: Beatriceは、特蚱に関する長い分析を蚘録し、圌女のりェブ・サむトで音声をmp3で公開したす。その埌、圌女は、mp3を本䜓ずし、特蚱のPDFをタヌゲットずしたアノテヌションを䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ 本䜓たたはタヌゲットの資源を識別するIRI。
倖郚りェブ資源である本䜓たたはタヌゲットは、資源のIRIを倀ずしお持぀idを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
format プロパティヌ りェブ資源のコンテンツの圢匏。
本䜓たたはタヌゲットは、それに関連付けられた圢匏を1぀だけ持っおいるべきですが(SHOULD)、0以䞊持぀こずもできたす(MAY)。プロパティヌの倀は、 [rfc6838]の仕様に埓った圢匏のメディア・タむプであるべきです(SHOULD)。
language プロパティヌ りェブ資源のコンテンツの蚀語。
本䜓たたはタヌゲットは、それに関連付けられた蚀語を1぀だけ持っおいるべきですが(SHOULD)、䟋えば、蚀語が識別できなかったり、資源に蚀語の組み合わせが含たれおいたりする堎合は、0以䞊持぀こずもできたす(MAY)。プロパティヌの倀は、[bcp47]の仕様に埓った蚀語コヌドであるべきです(SHOULD)。
processingLanguage プロパティヌ 改行、ハむフネヌション、䜿甚するフォントなどのテキスト凊理アルゎリズムに甚いる蚀語。
本䜓ずタヌゲットはそれぞれ、processingLanguageを1぀だけ持぀こずができたす(MAY)。プロパティヌの倀は、[bcp47]の仕様に埓った蚀語コヌドであるべきです(SHOULD)。このプロパティヌが存圚せず、1぀の倀を持぀languageプロパティヌが存圚しおいる堎合は、クラむアントはその蚀語を芁件の凊理に甚いるべきです(SHOULD)。
textDirection 関係 資源内のテキストの党䜓的な基本曞字方向。
本䜓たたはタヌゲットは、それに関連付けられたtextDirectionを1぀だけ持぀こずができたす(MAY)。プロパティヌの倀は、䞋蚘で定矩しおいる方向(ltr、rtl、たたはauto)のうちの1぀でなければなりたせん(MUST)。
ltr むンスタンス 資源の倀を瀺す方向は、方向が明瀺的に分離されおいる巊から右のテキストです。
rtl むンスタンス 資源の倀を瀺す方向は、方向が明瀺的に分離されおいる右から巊のテキストです。
auto むンスタンス 資源の倀を瀺す方向は、方向が明瀺的に分離されおいるテキストであり、方向は、倀を甚いおプログラムが決定したす。
泚
[iana-media-types]ドキュメントは、formatプロパティヌで䜿甚できる公匏なメディア・タむプのレゞストリを瀺しおいたす。[w3c-language-tags]ずいう蚘事は、実装者が、languageプロパティヌで遭遇するず予想される倀を適切に抂説しおいたす。テキスト方向の芳念ずauto、ltr、rtlの倀の定矩は、明らかにHTML5[html5]のdir属性から取り入れたものです。倖郚資源から提䟛される情報ず、それに関しおアノテヌションから提䟛される情報ずが矛盟する堎合は、倖郚資源の方が信頌でき、アノテヌションの情報は無芖すべきであるこずにも泚意しおください。

䟋

䟋2: 倖郚りェブ資源
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno2",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "id": "http://example.org/analysis1.mp3",
    "format": "audio/mpeg",
    "language": "fr"
  },
  "target": {
    "id": "http://example.gov/patent1.pdf",
    "format": "application/pdf",
    "language": ["en", "ar"],
    "textDirection": "ltr",
    "processingLanguage": "en"
  }
}

3.2.2 クラス

クラむアントがりェブ資源の䞀般的なタむプを事前に知っおいるず有甚です。クラむアントが動画を衚瀺できない堎合には、本䜓が動画であるこずが分かっおいるず、倧きい可胜性のあるコンテンツ・ストリヌムを䞍必芁にダりンロヌドするこずを回避できたす。倚くのデヌタ圢匏のように、明確なメディア・タむプがない資源の堎合は、text/csvずいう圢匏の資源は、そのメディア・タむプの最初の郚分に反しお、単なるプレヌン・テキストずしお衚瀺すべきではないけれども、application/pdfは、䞻なタむプが「application」であるにもかかわらずナヌザヌ・゚ヌゞェントが衚瀺できる可胜性があるこずをクラむアントが知っおいるこずも有甚です。

ナヌスケヌスの䟋: Corinaは、あるりェブ・サむトに関するコメント動画を圌女の電話で撮圱し、それをアップロヌドしたす。圌女はアノテヌションで動画をりェブ・サむトに関連付け、圌女のクラむアントは利甚システムぞのヒントずしおタむプを远加したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 本䜓たたはタヌゲットの資源のタむプ。
本䜓たたはタヌゲットは、typeを1぀以䞊持぀こずができ(MAY)、その堎合、倀は䞋蚘のクラスのリストから遞ぶべきです(SHOULD)が、その他の語圙から持っおくるこずもできたす(MAY)。
Dataset クラス 定矩されおいる構造内のデヌタを゚ンコヌドする資源のクラス。
Image クラス 䞻に芋るこずを意図した画像資源のクラス。
Video クラス 音声の有無にかかわらず、動画資源のクラス。
Sound クラス 䞻に聞くこずを意図した資源のクラス。
Text クラス 䞻に読むこずを意図した資源のクラス。

䟋

䟋3: 本䜓ずタヌゲットの型付け
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno3",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "id": "http://example.org/video1",
    "type": "Video"
  },
  "target": {
    "id": "http://example.org/website1",
    "type": "Text"
  }
}

3.2.3 倖郚資源の断片

アノテヌションの倚くは、倖郚りェブ資源の党䜓ではなく䞀郚に関するものです。りェブ[webarch]では、資源の断片は、フラグメント芁玠付きIRIを甚いお識別され、それは、関心のある断片を資源から抜出する方法を蚘述するず同時に、抜出されたコンテンツを識別したす。シンプルなアノテヌションでは、本䜓たたはタヌゲットの識別子ずしおこのフラグメント芁玠付きIRIを䜿甚できれば有益です。

ナヌスケヌスの䟋: Dawnは、画像の特定領域に぀いお説明したいず考えおいたす。圌女は圌女のクラむアントでその領域をハむラむト衚瀺させ、説明を入力したす。そしお、圌女のクラむアントは、適切なフラグメント芁玠付きIRIをタヌゲットずしお䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ 本䜓たたはタヌゲットの資源を識別するIRI。
倖郚りェブ資源である本䜓たたはタヌゲットは、倀が資源のIRIであるidを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、そのIRIはフラグメント芁玠を持぀こずができたす(MAY)。
泚
type、format、languageなどの他の資源のプロパティヌに加え、䞋蚘のその他のプロパティヌの項で蚘述しおいるプロパティヌを、資源党䜓に察するものず同様に、資源の断片に適甚できるこずに泚意しおください。

フラグメント芁玠付きIRIを甚いたずきの結果ず、それを甚いるこずで実装に課される制限に぀いお知っおいるこずが重芁です。

  • フラグメントは個々のメディア・タむプに察しお定矩されたす。䟋えば、HTMLは、IRIのフラグメント郚分の意味に関しお特定のセマンティクスを持っおいたす。
  • すべおのメディア・タむプにフラグメントの仕様があるわけではありたせん。䟋えば、オフィス・ドキュメントにはメディア・タむプがあり、りェブで公開できたすが、IRIのフラグメント郚分にセマンティクスを関連付けるこずはできたせん。
  • メディア・タむプにフラグメントの定矩があっおも、関心のある断片を十分に正確に蚘述できないこずがよくありたす。䟋えば、HTMLのフラグメントを甚いお、テキストの任意の範囲を蚘述するこずはできたせん。
  • 同じフラグメント文字列が異なる仕様で存圚できるため、メディア・タむプを知らずに䜕が識別されおいるかを確実に刀断するこずはできたせん。䟋えば、同じフラグメント文字列は、画像の矩圢領域、たたはHTMLドキュメントの倉な名前の断片のどちらかを識別できたす。
  • フラグメント芁玠付きIRIは、断片をより明確に蚘述する他の方法ず互換性がありたせん。䟋えば、そのようなIRIを甚いお、正しい衚珟を怜玢する方法を蚘述したり、スタむル情報を远加したり、圹割を資源に関連付けたりするこずはできたせん。これらの芁件を達成する方法は、特定資源の項のフラグメント・セレクタの郚分で説明しおいたす。
  • IRIは、曖昧な文字列ずみなされるため、アノテヌション・システムは、フラグメントのないIRIで怜玢した堎合は、フラグメント芁玠付きのアノテヌションを発芋できたせん。䟋えば、http://example.com/image.jpg#xywh=1,1,1,1ずいうタヌゲットを持぀アノテヌションは、http://example.com/image.jpgを単に怜玢しおも、埌者が前者の䞀郚であるにも関わらず、発芋されないでしょう。
フラグメント芁玠付きIRIの䜿甚に関する詳现に぀いおは、フラグメント識別子およびメディア・タむプ定矩[fragid-best-practices]のベスト・プラクティスを参照しおください。

䟋

䟋4: フラグメント芁玠付きIRI
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno4",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/description1",
  "target": {
    "id": "http://example.com/image1#xywh=100,100,300,300",
    "type": "Image",
    "format": "image/jpeg"
  }
}

3.2.4 組み蟌たれたテキスト圢匏の本䜓

倚くの堎合、アノテヌションの本䜓はテキスト圢匏であり、別のIRIのないアノテヌションず同時に䜜成されたす。この堎合、耇数のシステムずの盞互䜜甚を行う必芁性を避けるために、本䜓のテキストをアノテヌションの䞀郚ずしお含むこずができたす。本䜓は、特に、䌝達されるテキストの蚀語や圢匏などの、倖郚りェブ資源の特性を持぀こずもできたす。

ナヌスケヌスの䟋: Emilyは、圌女が写真共有りェブ・サむトの画像がいかに奜きなのかに関するコメントを曞きたす。圌女のクラむアントは、コメントが組み蟌たれたアノテヌションを䜜成し、それが、フランス語であり、HTML圢匏で曞かれおいるこずを付け加えたす。

モデル

テキスト圢匏の本䜓(Textual Body)の基本機胜は次のずおりです。
甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ テキスト圢匏の本䜓を識別するIRI。
本䜓は、それを識別するIRIを1぀だけ持぀こずができたす(MAY)。
type 関係 テキスト圢匏の本䜓資源のタむプ。
本䜓は、TextualBodyクラス持っおいるべきであり(SHOULD)、その他のクラスを持぀こずができたす(MAY)。
TextualBody クラス アノテヌション内のテキスト圢匏の資源を組み蟌むために本䜓に割り圓おられるクラス。
本䜓は、TextualBodyクラスを持っおいるべきです(SHOULD)。
value プロパティヌ テキスト圢匏の本䜓のコンテンツの文字列。
TextualBodyに関連付けられたvalueプロパティヌが1぀だけなければなりたせん(MUST)。

システムは、たずえtypeプロパティヌに明瀺的に含たれおいなくおも、テキスト圢匏の本䜓には、䞊蚘のクラスで説明したTextクラスがあるず想定すべきです(SHOULD)。

languageやformatなどの倖郚りェブ資源のプロパティヌも、組み蟌たれたテキスト圢匏の本䜓資源に適甚されたす。

䟋

䟋5: テキスト圢匏の本䜓
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno5",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "type" : "TextualBody",
    "value" : "<p>j'adore !</p>",
    "format" : "text/html",
    "language" : "fr"
  },
  "target": "http://example.org/photo1"
}

3.2.5 文字列の本䜓

最もシンプルなタむプの本䜓は、远加の情報やプロパティヌがないプレヌン・テキストの文字列です。このタむプの本䜓は、最もシンプルなアノテヌションにのみ有甚であり、本䜓をアノテヌションの倖から参照する必芁がある堎合の䜿甚には掚奚されたせん(NOT RECOMMENDED)。

ナヌスケヌスの䟋: Franceskaは、シンプルなコマンド・ラむンのクラむアントから手っ取り早くアノテヌションを䜜成したいず考えおいたす。圌女は、テキスト・ファむルでJSONシリアル化を䜜成し、それを自䜓のアノテヌション・サヌバヌに送信しお維持したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
bodyValue プロパティヌ アノテヌションの本䜓の文字列の倀。
アノテヌションにはbodyValueが1぀だけ存圚でき(MAY)、その倀は次の芁件に埓っおいなければなりたせん(MUST)。bodyValueプロパティヌが存圚しおいる堎合は、body関係も存圚しおいおはなりたせん(MUST NOT)。

この圢匏を䜿甚できる堎合ず、それを解釈する方法には、いく぀かの制限がありたす。
文字列の本䜓は、

  • 1぀のxsd:stringでなければならず(MUST)、デヌタ型をシリアル化で衚珟しおはなりたせん(MUST NOT)。
  • それに関連付けられた蚀語を持っおはなりたせん(MUST NOT)。
  • テキスト圢匏の本䜓のvalueプロパティヌの倀であるかのように解釈しなければなりたせん(>MUST)。
  • テキスト圢匏の本䜓資源がtext/plainずいう倀のformatプロパティヌを持っおいるかのように解釈しなければなりたせん(MUST)。
  • アノテヌション資源の同様のプロパティヌから掚枬されるテキスト圢匏の本䜓の他のプロパティヌの倀を持っおはなりたせん(MUST NOT)

䞊蚘の解釈のいずれかが正しくない堎合は、代わりにTextualBody構築子を甚いなければなりたせん(MUST)。

泚
システムは、bodyValueずいう圢匏を維持するのではなく、TextualBody構築子を甚いるようにアノテヌションを曞き換えるこずができたす(MAY)。アノテヌションを凊理しおいるクラむアントにずっお、蚀語ず圢匏の情報は重芁であるため、TextualBody構築子の方が望たしいです。

䟋

䟋6: 文字列の本䜓
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno6",
  "type": "Annotation",
  "bodyValue": "Comment text",
  "target": "http://example.org/target1"
}
これは、次ず同等です。
䟋7: 同等のテキスト圢匏の本䜓
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno7",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "type": "TextualBody",
    "value": "Comment text",
    "format": "text/plain"
  },
  "target": "http://example.org/target1"
}

3.2.6 本䜓ずタヌゲットのカヌディナリティヌ

䞀郚のアノテヌションは、テキストが付随しおいないシンプルなハむラむト衚瀺やブックマヌクなど、党く本䜓がない堎合がありたす。アノテヌションは耇数の本䜓およびたたはタヌゲットを持぀こずもできたす。その堎合、個々の本䜓は、すべおのタヌゲットの集合にではなく、各タヌゲットにそれぞれ等しく関連しおいるずみなされたす。

ナヌスケヌスの䟋: Gretchenは、圌女の電子曞籍の特定領域を緑色でハむラむト衚瀺し、そのハむラむト衚瀺が䜕を意味するのかを知っおいるため、圌女はコメントを行いたせん。圌女のクラむアントはスタむルシヌトをアノテヌションに関連付けたすが、本䜓は党く䜜成したせん。

ナヌスケヌスの䟋: Hannahは、1぀のアノテヌションを甚いおタグず蚘述を、2぀の画像に関連付けたす。

モデル

アノテヌションに本䜓が党くない堎合は、body関係は省略されたす。

アノテヌションのbodyおよび/たたはtarget関係は、1぀のオブゞェクトではなく配列でありえたす。倀は、資源のIRIが含たれおいる文字列たたはオブゞェクトでありえたす。

䟋

䟋8: 本䜓のないアノテヌション
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno8",
  "type": "Annotation",
  "target": "http://example.org/ebook1"
}
䟋9: 耇数の本䜓たたはタヌゲット
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno9",
  "type": "Annotation",
  "body": [
    "http://example.org/description1",
    {
      "type": "TextualBody",
      "value": "tag1"
    }
  ],
  "target": [
    "http://example.org/image1",
    "http://example.org/image2"
  ]
}

3.2.7 本䜓間の遞択

遞択には、アプリケヌションが凊理たたは衚瀺を行うために1぀だけ遞択すべき資源の順序付きリストがありたす。順序は、アノテヌションの䜜成者たたは公開者が、最も望たしいものから、最も望たしくないものぞの順で指定したす。

ナヌスケヌスの䟋: Irinaは、特定のりェブ・サむトに関する圌女の意芋をフランス語ず英語の䞡方で曞きたす。2぀の投皿は同等であるため、䞡方を衚瀺する必芁はなく、代わりに、圌女はフランス語の話者にフランス語のコメントを衚瀺し、他の人には英語のバヌゞョンを衚瀺したいず考えたす。圌女のクラむアントは、英語のコメントを最初に掲茉した遞択ずしお䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ 遞択を識別するIRI。
遞択は、それを識別するIRIを1぀だけ持぀こずができたす(MAY)。
type 関係 資源のタむプ。
遞択は、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、それはCHOICEクラスでなければなりたせん(MUST)。
Choice クラス 列挙されおいる資源をすべお衚瀺するのではなく、そのうちの1぀を遞択しおナヌザヌに衚瀺すべきである(SHOULD)ず、利甚アプリケヌションに䌝える構築子。
items 関係 遞択すべき資源のリストで、デフォルトの遞択肢が最初に掲茉されたす。
泚
クラむアントは、どの資源を遞択するかを決定するために任意のアルゎリズムを䜿甚でき(MAY)、それを自動的に行うために存圚しおいる情報を利甚すべきですが(SHOULD)、リストを提瀺しおナヌザヌに刀断を求めるこずもできたす(MAY)。

䟋

䟋10: 遞択
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno10",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "type": "Choice",
    "items": [
      {
        "id": "http://example.org/note1",
        "language": "en"
      },
      {
        "id": "http://example.org/note2",
        "language": "fr"
      }
    ]
  },
  "target": "http://example.org/website1"
}

3.3 その他のプロパティヌ

アノテヌションや倖郚りェブ資源が䜜成、倉曎、䜿甚されたコンテキストに関する情報を持っおいるこずがしばしば重芁です。特に、
泚
この項で蚘述しおいる特性以倖にも、その他のプロパティヌに、このモデルのアノテヌションたたは資源の特性を远加できたす(MAY)。これを行う方法の詳现に関しおは、[annotation-vocab]の拡匵の項を参照しおください。

3.3.1 ラむフサむクル情報

アノテヌションや参照されおいる資源に責任がある人、組織たたは機械は、その寄䞎に察する称賛に倀し、資源の䜜成時間は、順序付けの衚瀺や、フィルタリングによる叀くお無関係な可胜性のあるコンテンツの陀去に有甚です。アノテヌションの䜜成者は、アノテヌションの信頌性を刀断するためにも有甚です。アノテヌションの䜜成ずシリアル化に甚いた゜フトりェアは、その䜜業がい぀実斜されたかに加え、問題の通知やデバッグにも有甚です。

ナヌスケヌスの䟋: Janeは、オンラむンでレストランのレビュヌを曞き、圌女の友人が、それが圌女のレビュヌであり、信頌できるずいうこずを知らせるために、そのレビュヌに関連付けたいず考えおいたす。圌女のクラむアントは、アノテヌションに圌女のアカりントのIDずそれ自䜓のIDを、たた、資源の䜜成時の適切なタむム・スタンプを远加したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
creator 関係 資源の䜜成に責任がある゚ヌゞェント。これは、人間、組織たたは゜フトりェア・゚ヌゞェントのいずれかでありえたす。
アノテヌションず本䜓にcreator関係が1぀だけ存圚しおいるべきですが(SHOULD)、資源の䜜成者関係が匿名のたたずしたかったり、耇数の゚ヌゞェントが共同䜜業を行っおいたりする可胜性があるため、 0たたは2぀以䞊存圚するこずもできたす(MAY)。関係は、他の資源に関係付けるこずができたす(MAY)。
created プロパティヌ 資源が䜜成された時間。
アノテヌションず本䜓にcreatedプロパティヌが1぀だけあるべきで(SHOULD)、2぀以䞊であっおはなりたせん(MUST NOT)。プロパティヌは、他の資源に関連付けるこずができたす(MAY)。日付は、UTCタむムゟヌンを「Z」で衚したxsd:dateTimeでなければなりたせん(MUST)。
generator 関係 アノテヌションのシリアル化の生成に責任がある゚ヌゞェント。
アノテヌションごずにgenerator関係が0以䞊存圚できたす(MAY)。
generated プロパティヌ アノテヌションのシリアル化が生成された時間。
アノテヌションごずにgeneratedプロパティヌが1぀だけ存圚でき(MAY)、2぀以䞊であっおはなりたせん(MUST NOT)。日付は、UTCタむムゟヌンを「Z」で衚したxsd:dateTimeでなければなりたせん(MUST)。
modified プロパティヌ 䜜成埌に資源が倉曎された時間。
アノテヌションず本䜓にmodifiedプロパティヌが1぀だけ存圚するこずができ(MAY)、2぀以䞊であっおはなりたせん(MUST NOT)。プロパティヌは、他の資源に関連付けるこずができたす(MAY)。日付は、UTCタむムゟヌンを「Z」で衚したxsd:dateTimeでなければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋11: ラむフサむクル情報
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno11",
  "type": "Annotation",
  "creator": "http://example.org/user1",
  "created": "2015-01-28T12:00:00Z",
  "modified": "2015-01-29T09:00:00Z",
  "generator": "http://example.org/client1",
  "generated": "2015-02-04T12:00:00Z",
  "body": {
    "id": "http://example.net/review1",
    "creator": "http://example.net/user2",
    "created": "2014-06-02T17:00:00Z"
  },
  "target": "http://example.com/restaurant1"
}

3.3.2 ゚ヌゞェント

゚ヌゞェントを識別するIRI以䞊の、アノテヌションの䜜成に関䞎した゚ヌゞェントに関するより倚くの情報が通垞必芁です。これには、それらが、個人なのか、グルヌプなのか、それずも、本名、アカりント名、電子メヌル・アドレスなどの゜フトりェアやプロパティヌの断片なのかが含たれたす。

ナヌスケヌスの䟋: Kellyは、圌女のIDを管理しおいないシステムにアノテヌションを送信したいず考えおおり、ペンネヌムの衚瀺を望んでいたす。圌女のクラむアントは、この情報をアノテヌションに远加しおサヌビスに送信したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ ゚ヌゞェントを識別するIRI。
゚ヌゞェントは、それを識別するIRIを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、2぀以䞊持っおはなりたせん(MUST NOT)。
type 関係 ゚ヌゞェントのタむプ。
゚ヌゞェントは、䞋蚘に列挙しおいるものから、クラスを1぀以䞊持っおいるべきです(SHOULD)。
Person クラス 人間である゚ヌゞェントのクラス。
Organization クラス 個人ずは察照的に、組織のクラス。
Software クラス アノテヌションを䜜成するナヌザヌのクラむアントや機械孊習システムなどの゜フトりェア・゚ヌゞェントのクラス。
name プロパティヌ ゚ヌゞェントの名前。
個々の゚ヌゞェントは、nameプロパティヌを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、0以䞊持぀こずもできたす(MAY)。
nickname プロパティヌ ゚ヌゞェントのニックネヌム。
個々の゚ヌゞェントは、nicknameプロパティヌを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、0を持぀こずもできたす(MAY)。
email 関係 mailto:のIRIスキヌム[rfc6086]を甚いお゚ヌゞェントに関連付けられおいる電子メヌル・アドレス。
個々の゚ヌゞェントは、emailアドレスを1぀以䞊持぀こずができたす(MAY)。
email_sha1 プロパティヌ sha1アルゎリズムを、゚ヌゞェントの電子メヌルのIRIに適甚した結果のテキスト衚珟で、「mailto:」ずいう接頭蟞を含み、空癜は含たれたせん。これにより、アドレスを公開せずにメヌル・アドレスを識別子ずしお利甚できるようになりたす。
個々の゚ヌゞェントは、email_sha1プロパティヌに倀を1぀以䞊持぀こずができたす(MAY)。
homepage 関係 ゚ヌゞェントのホヌムペヌゞ。
個々の゚ヌゞェントは、ホヌムペヌゞを1぀以䞊持぀こずができたす(MAY)。

䟋

䟋12: ゚ヌゞェント
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno12",
  "type": "Annotation",
  "creator": {
    "id": "http://example.org/user1",
    "type": "Person",
    "name": "My Pseudonym",
    "nickname": "pseudo",
    "email_sha1": "58bad08927902ff9307b621c54716dcc5083e339"
  },
  "generator": {
    "id": "http://example.org/client1",
    "type": "Software",
    "name": "Code v2.1",
    "homepage": "http://example.org/client1/homepage1"
  },
  "body": "http://example.net/review1",
  "target": "http://example.com/restaurant1"
}

3.3.3 意図する察象者

アノテヌションやその他の資源の䜜成ず管理に関連する゚ヌゞェント以倖に、資源が意図する利甚゚ヌゞェントの察象者たたはクラスを知っおいるこずも有甚です。これによっお、意図する察象者の圹割(先生か孊生かなど)たたはクラスのプロパティヌ(掚奚幎霢の範囲など)を蚘録するこずが可胜になりたす。

ナヌスケヌスの䟋: Lyndaは、授業を行うために特定の教科曞の䜿甚に関する泚意をいく぀か曞いおいたす。圌女は、意図するアノテヌションの察象者が先生(教科曞を利甚する人)であるず付け加え、孊生が察象者(同じく教科曞を利甚するが、孊習甚である)でありえる他のアノテヌションず区別したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ 察象者を識別するIRI。
察象者を識別するIRIが1぀だけ存圚できたす(MAY)。
type 関係 schema.orgクラス構造の利甚者のタむプ。
察象者は、typeを1぀以䞊持っおいるべきで(SHOULD)、それはschema.orgクラス構造から埗たものであるべきです(SHOULD)。
audience 関係 アノテヌションずその意図する察象者ずの関係。
アノテヌションごずに察象者が0以䞊存圚できたす(MAY)。

察象者を蚘述するさらなるプロパティヌは、schema.orgの察象者クラスのものを甚いたす。そのプロパティヌずクラスの名前には、他のプロパティヌやクラスず䞀意に区別できるように、schema:ずいうJSONの接頭蟞を眮かなければなりたせん(MUST)。

audienceの䜿甚は、アノテヌションが衚瀺されないようにするアクセス制限を暗瀺たたは有効にするものではありたせん。システムは、ナヌザヌに関する知識に基づいおアノテヌションの衚瀺をフィルタリングするために情報を甚いるべきであり(SHOULD)、アノテヌションやその他の資源が認蚌や認可を芁求するこずを想定すべきではありたせん。

䟋

䟋13: 察象者
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno13",
  "type": "Annotation",
  "audience": {
    "id": "http://example.edu/roles/teacher",
    "type": "schema:EducationalAudience",
    "schema:educationalRole": "teacher"
  },
  "body": "http://example.net/classnotes1",
  "target": "http://example.com/textbook1"
}

3.3.4 コンテンツのアクセシビリティ

情報ぞのアクセスは囜際連合によっお基本的人暩ずしお認められおいたす。りェブは、身䜓的障害の皮類の違いにかかわらず、通信ず盞互䜜甚に察する障害を取り陀くこずができたす。これは、瀟䌚的包摂をサポヌトしたすが、情報の朜圚的な察象者も増倧させたす。アノテヌションの本䜓たたはタヌゲットずしお甚いられる資源に関し、倚様な範囲の胜力を有するナヌザヌにより容易なアクセスを提䟛するために、その資源の特性を蚘録するこずは有益です。

ナヌスケヌスの䟋: Meganは、音を聞く胜力が非垞に限られおおり、動画ず盞互䜜甚を行う時には字幕を読むこずを奜みたす。圌女は、圌女のアノテヌションクラむアントを甚いおそのような動画にコメントを付け、クラむアントは、同じ状況の人の圹に立぀ように、動画にそのアクセシビリティ機胜があるこずを蚘述したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
accessibility プロパティヌ 倀を列挙したリストに基づく1぀以䞊の文字列で、個々に資源が持぀アクセシビリティ機胜が蚘述されおいたす。
本䜓たたはタヌゲットの資源ごずに列挙されたアクセシビリティ機胜が0以䞊存圚できたす(MAY)。
泚

珟圚の倀のリストは、schema.orgの蚘述のaccessibilityFeatureプロパティヌで参照できたす。

䟋

䟋14: アクセシビリティ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno14",
  "type": "Annotation",
  "motivation": "commenting",
  "body": "http://example.net/comment1",
  "target": {
    "id": "http://example.com/video1",
    "type": "Video",
    "accessibility": "captions"
  }
}

3.3.5 動機ず目的

倚くの堎合、アノテヌションに関係する時間や゚ヌゞェントのみでなく、アノテヌションが䜜成された理由やテキスト圢匏の本䜓をアノテヌションに含めた理由を理解するこずが重芁です。これらの理由は、アノテヌションを䜜成した動機、たたはテキスト圢匏の本䜓をアノテヌションに含めた目的を宣蚀するこずで提䟛され、これは、前項で説明した「誰」 や「い぀」ではなく、「なぜ」です。

ナヌスケヌスの䟋: Noelleは、埌で参照するためにブックマヌクするこずを目的ずしお資源にアノテヌションを付䞎し、より容易に再怜玢できるように蚘述ずタグを提䟛したす。圌女のクラむアントは、それを取り蟌むために、アノテヌションずテキスト圢匏の本䜓の資源に適切な動機を付け加えたす。

モデル

甚語 タむプ 説明
motivation 関係 アノテヌションず動機ずの関係。
アノテヌションごずに、motivationが1぀だけ存圚しおいるべきで(SHOULD)、0たたは2぀以䞊存圚するこずもできたす(MAY)。
purpose 関係 アノテヌション内にテキスト圢匏の本䜓を含めた理由。
TextualBodyに関連付けされたpurposeが0以䞊存圚できたす(MAY)。
Motivation クラス アノテヌションの動機は䜜成した理由であり、別のアノテヌションに察する応答、資源に関するコメント、たたは関連する資源に察するリンクなどが含たれる可胜性がありたす。
動機
assessing むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲット資源に関しお単にコメントするのではなく、䜕らかの方法でそれを評䟡しようずする時の動機。䟋えば、本のレビュヌや評䟡を曞いたり、デヌタセットの品質を評䟡したり、孊生の勉匷を評䟡するなど。
bookmarking むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲットたたはその郚分にブックマヌクを䜜成しようずする時の動機。䟋えば、読者が読み終えた文の䜍眮をブックマヌクするなどのアノテヌション。
classifying むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲットを䜕かに分類しようずする時の動機。䟋えば、画像を肖像ずしお分類するなど。
commenting むンスタンス ナヌザヌがタヌゲットに関しおコメントしようずする時の動機。䟋えば、特定のPDFドキュメントに関するコメントを提䟛するなど。
describing むンスタンス ナヌザヌが、(䟋えば)タヌゲットに関しおコメントするのではなく、タヌゲットを蚘述しようずする時の動機。䟋えば、䞊蚘のPDFのコンテンツの正確さに関しおコメントするのではなく、コンテンツを蚘述するなど。
editing むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲット資源に倉曎や線集を芁求しようずする時の動機。䟋えば、誀怍を蚂正するように芁求するアノテヌションなど。
highlighting むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲット資源たたはその断片をハむラむト衚瀺しようずする時の動機。䟋えば、アノテヌタヌが同意しおいない郚分のテキストに泚意を匕くためになど。
identifying むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲットにIDを割り圓おようずする時の動機。䟋えば、郜垂を識別するIRIを、りェブ・ペヌゞのその郜垂に関する蚀及に関連付けるために。
linking むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲットに関連する資源にリンクしようずする時の動機。
moderating むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲットに䜕からの䟡倀たたは品質を割り圓おようずする時の動機。䟋えば、信頌ネットワヌクたたはスレッド化した議論をモデレヌトするためにアノテヌションにアノテヌションを付䞎するなど。
questioning むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲットに関しお質問をしようずする時の動機。䟋えば、テキストの特定郚分に぀いおの支揎を求める、たたはその正確さに぀いお疑問を呈するなど。
replying むンスタンス ナヌザヌが、前のステヌトメント(アノテヌションか別の資源かのいずれか)に回答しようずする時の動機。䟋えば、䞊蚘で求められた支揎を提䟛するなど。
tagging むンスタンス ナヌザヌが、タヌゲットにタグを関連付けようずする時の動機。
泚
どのように動機を盞互に関係付けお、新しい動機を䜜成できるかに関する詳现は、アノテヌション語圙ドキュメント[annotation-vocab]を参照しおください。4.1項は、動機を倖郚りェブ資源に関連付ける方法に぀いお説明しおいたす。

䟋

䟋15: 動機ず目的
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno15",
  "type": "Annotation",
  "motivation": "bookmarking",
  "body": [
    {
      "type": "TextualBody",
      "value": "readme",
      "purpose": "tagging"
    },
    {
      "type": "TextualBody",
      "value": "A good description of the topic that bears further investigation",
      "purpose": "describing"
    }
  ],
  "target": "http://example.com/page1"
}

3.3.6 暩利情報

䜿甚条件を蚘述するためにラむセンスたたは暩利ステヌトメントを資源に関連付けるこずは、䞀般的な慣習です。これにより、ナヌザヌが資源を適切に利甚するこずができるず同時に、䞀郚の自動化されたシステムは利甚が蚱可されおいるこずを確認できたす。アノテヌション、本䜓、タヌゲットは、様々なラむセンスや暩利で䜜成される可胜性があるため、それぞれ別々に蚘述できたす。アノテヌション自䜓以倖の資源の暩利は、利甚クラむアント・アプリケヌションにずっお有益なヒントずみなされたす。

ナヌスケヌスの䟋: Opheliaは、補品のレビュヌを曞き、そのレビュヌの著者であるこずを知られたいず考えたすが、レビュヌず補品を関連付けおいるアノテヌションがどのように甚いられるかは気にしたせん。圌女は、これらの2぀の別個の暩利ステヌトメントをアノテヌションず本䜓で個々に蚀明したす。圌女は、タヌゲット資源䞊で衚明されおいる暩利に぀いおは知らないため、䜕も指定したせん。

モデル

甚語 タむプ 説明
rights 関係 アノテヌション、本䜓たたはタヌゲットず、資源を利甚できる暩利ステヌトメントたたはラむセンスが含たれおいるりェブ資源ずの関係。
個々の資源からリンクされたrightsステヌトメントたたはラむセンスが0以䞊存圚するこずができ(MAY)、その倀はIRIでなければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋16: 暩利
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno16",
  "type": "Annotation",
  "rights": "https://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/",
  "body": {
    "id": "http://example.net/review1",
    "rights": "http://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/"
  },
  "target": "http://example.com/product1"
}

3.3.7 その他のID

りェブなどの倧芏暡な分散型のシステムでは、情報はしばしばコピヌされたす。アノテヌションやその他の関連する資源の来歎を远跡するために、資源を識別する远加のIRIを蚘録するこずができたす。これは逆参照可胜な「パヌマリンク」、りェブの知識なしにクラむアントがオフラむンで割り圓おたID、たたは、単に珟圚の収集システムが資源を発芋した堎所でありえたす。

ナヌスケヌスの䟋: Petraは、アノテヌションを䜜成し、それを耇数のシステムに送信しお維持したす(1぀は私的、1぀は公的)。圌女は、コピヌを連携できるようにしたいず考え、UUIDを正芏のIRIずしお蚭定し、サヌビスがそれにHTTP IRIを割り圓おるこずができるようにしたす。そしお、埌続のシステムは、公的なコピヌを収集し、発芋したものずしお正芏のUUIDを維持し、元のHTTP IRIをviaに移行させ、それをその管理䞋にあるIRIず眮き換えたす。

モデル

甚語 タむプ 説明
canonical 関係 アノテヌション、本䜓たたはタヌゲットず、そのIDを远跡するために甚いるべき(SHOULD)IRIずの関係(それがどこでアクセスできるようになるかを問わない)。このプロパティヌが蚭定されおいる堎合は、システムはそれを倉曎たたは削陀しおはなりたせん(MUST NOT)。アノテヌションがすでに他の堎所で正芏のIRIを持っおいる可胜性があるため、システムは、正芏のIRIが存圚しおいない時に、事前の同意なく正芏のIRIを割り圓おるべきではありたせん(SHOULD NOT)。
資源ごずにcanonical IRIが1぀だけ存圚できたす(MAY)。
via 関係 アノテヌション、本䜓たたはタヌゲットず、資源を利甚できるようにしおいるシステムによっお資源が取埗された堎所のIRIずの関係。
資源ごずにviaで提䟛されるIRIが0以䞊存圚できたす(MAY)。

䟋

䟋17: その他のID
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno17",
  "type": "Annotation",
  "canonical": "urn:uuid:dbfb1861-0ecf-41ad-be94-a584e5c4f1df",
  "via": "http://other.example.org/anno1",
  "body": {
    "id": "http://example.net/review1",
    "rights": "http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/"
  },
  "target": "http://example.com/product1"
}

4. 特定資源

䞊蚘の構築子のみを甚いれば、フラグメント芁玠付きIRIで資源の䞀郚を参照するアノテヌションを䜜成できたすが、それでは十分でない堎合も倚くありたす。䟋えば、画像のシンプルな円圢領域、たたはそれを暪切る察角線さえも可胜ではありたせん。HTMLペヌゞ内のテキストの任意の範囲を遞択するこずは、恐らく最もシンプルなアノテヌションの抂念ですが、それもフラグメントではサポヌトされたせん。さらに、資源の特定の状態や衚珟を怜玢したり、特別な方法でスタむルを指定したり、アノテヌションの䜿甚に特化した資源に圹割を関連付けたり、資源が特定のコンテキストで甚いられる時にのみアノテヌションを適甚したりするこずをクラむアントに芁求する、非断片的なナヌスケヌスがありたす。

りェブ・アノテヌション・デヌタ・モデルは、SpecificResourceずいう新しい資源のタむプを甚いお、これらのアノテヌション固有の芁件を取り蟌みたす。SpecificResourceは、アノテヌションでの利甚方法に関する远加情報を捕捉するために、必芁に応じお、アノテヌションず本䜓たたはタヌゲットの間で甚いたす。蚘述は䞀般的に、別個の゚ンティティヌずしおSpecificResourceから参照され、様々な芁件を取り蟌むために様々なタむプのものでありえたす。䟋えば、アノテヌションのタヌゲットが画像の円圢領域である堎合、SpecificResourceはその円圢領域であり、それをセレクタで蚘述し、情報源の画像資源ずの関連付けも行いたす。

セレクタ構築子の䟋のように、特定資源ず指定子は、独自のIRIを持぀倖郚りェブ資源でありえたすが(MAY)、アノテヌションの凊理に必芁なすべおの情報を怜玢するために䞍必芁なネットワヌク䞊の盞互䜜甚が必芁ずなるこずを避けるために、アノテヌション衚珟に含めるこずを掚奚したす(RECOMMENDED)。

このドキュメントで定矩しおいる远加の特異性のタむプは次のずおりです。

モデル

甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ 特定資源のID。
特定資源は、それを識別するIRIを1぀だけ持぀こずができたす(MAY)。
type 関係 特定資源のクラス。
特定資源は、SpecificResourceずいうクラスを持っおいるべきです(SHOULD)。
SpecificResource クラス 特定資源のクラス。
SpecificResourceクラスは、別の資源のより特定の領域たたは状態ずしおの圹割が明確ずなるように、特定資源に関連付けられおいるべきです(SHOULD)。
source 関係 特定資源ずより特定的な衚珟である資源ずの関係。
特定資源に関連付けられたsource関係が1぀だけ存圚しおいなければなりたせん(MUST)。情報源資源は、䞊蚘で定矩しおいるずおり、詳现に蚘述できる、たたは単なる資源のIRIであるこずができたす(MAY)。

同じ特定資源ず指定子のクラスをタヌゲットず本䜓の䞡方に甚いたす。この項の䟋では、これらのうちの1぀だけを甚いおいたすが、䞡方に同じモデルを適甚できたす。

4.1 倖郚りェブ資源の目的

テキスト圢匏の本䜓ず同様に、倖郚りェブ資源にも、アノテヌション内に含めた動機を付䞎するこずができたす。これは、目的は資源がアノテヌションのコンテキストで甚いられる方法を芏定するため、セレクタが断片を蚘述したり状態が衚珟を蚘述したりするのず同じ方法で、特定資源パタヌンを甚いお行われたす。

ナヌスケヌスの䟋: Qitaraは、曖昧でありえる郜垂の名前を入力するだけでなく、写真に郜垂の識別子をタグ付けしたいず考えたす。圌女のクラむアントは、その郜垂の有名なIRIを怜玢しお甚い、その目的の割り圓おを管理するために特定資源を䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
purpose 関係 りェブ資源をアノテヌションに含めた理由。
purposeを甚いおSpecificResourceに関連付けた動機が0以䞊存圚できたす(MAY)。

䟋

䟋18: 目的を持぀資源
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno18",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "type": "SpecificResource",
    "purpose": "tagging",
    "source": "http://example.org/city1"
  },
  "target": {
    "id": "http://example.org/photo1",
    "type": "Image"
  }
}

4.2 セレクタ

倚くのアノテヌションは、資源のすべおではなく、䞀郚をタヌゲットずしお参照したす。資源のその郚分を(関心のある)断片ず呌びたす。セレクタは、情報源資源内の断片を決定する方法を蚘述するために甚いたす。様々なメディア・タむプの断片を蚘述する方法は䞀様ではないため、セレクタの性質は資源のタむプに䟝存したす。耇数のセレクタを付䞎しお同じ断片を様々な方法で蚘述するこずで、それを埌で発芋し、利甚ナヌザヌ・゚ヌゞェントが少なくずも1぀のセレクタを䜿甚できる可胜性を最倧化できたす。

ナヌスケヌスの䟋: Ramonaは、りェブ・ペヌゞ内のテキストの遞択をデヌタセットのスラむスに関連付けたいず考えたす。圌女は、クラむアントで䞡方を遞択し、本䜓ずタヌゲットごずにセレクタを持぀SpecificResourceでアノテヌションを䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
selector 関係 特定資源ずセレクタずの関係。
特定資源に関連付けられたselector関係が0以䞊存圚できたす(MAY)。耇数のセレクタは、同じコンテンツを遞択すべきですが(SHOULD)、䞀郚のセレクタには他ず同じ正確さがないでしょう。利甚ナヌザヌ・゚ヌゞェントは、蚘述されおいる断片が倚様である堎合は、そのうちの1぀を遞択しなければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋19: セレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno19",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "source": "http://example.org/page1",
    "selector": "http://example.org/paraselector1"
  },
  "target": {
    "source": "http://example.com/dataset1",
    "selector": "http://example.org/dataselector1"
  }
}

4.2.1 フラグメント・セレクタ

断片を遞択するための最もよく理解されおいるメカニズムは、衚珟のメディア・タむプで定矩されおいるIRIのフラグメント郚分を甚いるこずであるため、これをセレクタによる蚘述メカニズムずしお可胜にするず䟿利です。これにより、既存および将来のフラグメント仕様を敎合性のある圢で特定資源に利甚できるようになりたす。どのフラグメント・タむプが甚いられおいるかを明確にするために、セレクタは、それを定矩しおいる仕様を参照できたす。

ナヌスケヌスの䟋: Sallyは、動画の䞀郚を画像に関する蚘述ずしお関連付けたいず考えたす。圌女は動画内の時間範囲を遞択し、それがタヌゲットを蚘述しおいるこずに気づきたす。そしお、圌女のクラむアントは、FragmentSelectorを持぀SpecificResourceずdescribing動機を甚いおアノテヌションを䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
FragmentSelectorsは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、倀はFragmentSelectorでなければなりたせん(MUST)。
FragmentSelector クラス IRIのフラグメント芁玠を甚いお断片を蚘述する資源。
value プロパティヌ 断片を蚘述したIRIのフラグメント芁玠のコンテンツ。
FragmentSelectorは、valueプロパティヌを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
conformsTo 関係 FragmentSelectorずvalueプロパティヌのIRIフラグメントの構文を定矩しおいる仕様ずの関係。
フラグメント・セレクタは、フラグメントの構文を定矩しおいる仕様に察するconformsToリンクを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、2぀以䞊持぀べきではありたせん(MUST NOT)。

フラグメント付きIRIを盎接甚いるのではなく、SpecificResourcesを蚘述する他の手段ず互換性がある敎合的なメ゜ッドずしおFragmentSelectorを甚いるこずを掚奚したす(RECOMMENDED)。利甚アプリケヌションは、䞡方を知っおいるべきです(SHOULD)。

以䞋のIRIは、フラグメントのセマンティクスを定矩しおいる仕様の䞀郚であり、そのため、conformsTo関係で甚いるこずができたす。その他のIRIも䜿甚できたす(MAY)。

名称 フラグメント仕様 説明
HTML http://tools.ietf.org/rfc/rfc3236 [rfc3236] 䟋: namedSection
PDF http://tools.ietf.org/rfc/rfc3778 [rfc3778] 䟋: page=10&viewrect=50,50,640,480
Plain Text http://tools.ietf.org/rfc/rfc5147 [rfc5147] 䟋: char=0,10
XML http://tools.ietf.org/rfc/rfc3023 [rfc3023] 䟋: xpointer(/a/b/c)
RDF/XML http://tools.ietf.org/rfc/rfc3870 [rfc3870] 䟋: namedResource
CSV http://tools.ietf.org/rfc/rfc7111 [rfc7111] 䟋: row=5-7
Media http://www.w3.org/TR/media-frags/ [media-frags] 䟋: xywh=50,50,640,480
SVG http://www.w3.org/TR/SVG/ [SVG11] 䟋: svgView(viewBox(50,50,640,480))
EPUB3 http://www.idpf.org/epub/linking/cfi/epub-cfi.html [cfi] 䟋: epubcfi(/6/4[chap01ref]!/4[body01]/10[para05]/3:10)

泚
フラグメントを甚いたIRIは、source、#、valueを連結させるこずで再構築できたす。䟋えば、䞋蚘の䟋のIRIはhttp://example.org/video1#t=30,60です。

䟋

䟋20: フラグメント・セレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno20",
  "type": "Annotation",
  "body": {
    "source": "http://example.org/video1",
    "purpose": "describing",
    "selector": {
      "type": "FragmentSelector",
      "conformsTo": "http://www.w3.org/TR/media-frags/",
      "value": "t=30,60"
    }
  },
  "target": "http://example.org/image1"
}

4.2.2 CSSセレクタ

HTMLのドキュメント・オブゞェクト・モデルの芁玠を遞択するための最も䞀般的な方法の1぀は、CSSセレクタ[CSS3-selectors]を甚いるこずです。CSSセレクタによっお、りェブ・ペヌゞの芁玠ぞのパスを蚘述するための倚皮倚様で十分にサポヌトされた方法が可胜ずなり、したがっお、りェブ・アノテヌションの基本的なナヌスケヌスの倚くがカバヌされたす。CSSセレクタがドキュメント・オブゞェクト・モデルに準拠しおいない衚珟に適甚された堎合の結果は定矩しおいたせん。

アノテヌション内の資源をスタむル指定するためにもCSSを䜿甚できるこずに泚意しおください。このクラスは、特に、CSSセレクタのメカニズムを再利甚しおドキュメント・オブゞェクト・モデルに準拠した資源の断片を遞択するためのものです。

ナヌスケヌスの䟋: Teynikaは、メモを曞きたいりェブ・ペヌゞの段萜を遞択したす。圌女のクラむアントは、その芁玠を明確に識別するCSSパスを算出し、それをアノテヌションに远加したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
CssSelectorsは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀はCssSelectorでなければなりたせん(MUST)。
CssSelector クラス CSSセレクタ資源のタむプ。
CSSセレクタは、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
value プロパティヌ 断片に察するCSS遞択のパス。
CSSセレクタに関連付けられたvalueが1぀だけ存圚しおなければなりたせん(MUST)。
泚
実装者は、システム間の盞互運甚性を最倧にするために、スタむル指定や倉換ではなく、芁玠たたはコンテンツの遞択に盎接貢献する䞀般的にサポヌトされおいるCSSの機胜のみを甚いるべきです(SHOULD)。

䟋

䟋21: CSSセレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno21",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/note1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/page1.html",
    "selector": {
      "type": "CssSelector",
      "value": "#elemid > .elemclass + p"
    }
  }
}

4.2.3 XPathセレクタ

XMLやHTMLのドキュメントなどのドキュメント・オブゞェクト・モデル(DOM)をサポヌトする資源内の芁玠ずコンテンツを遞択する別の䞀般的な方法は、XPath遞択[DOM-Level-3-XPath]を甚いるこずです。XPathは、構造内の遞択されたコンテンツぞのパスの蚘述に、倧きな柔軟性を認めおいたす。DOMに準拠しおいない衚珟にXPathセレクタが適甚された堎合の結果は定矩しおいたせん。

泚
実装者は、HTML5仕様では、パヌサは、欠萜しおいるずみなされる芁玠をDOMに远加するこずができるこずに泚意すべきです。XPathは、ドキュメントの芁玠構造から構築するのではなく、これらの芁玠を含むように構築されるべきです(SHOULD)。

ナヌスケヌスの䟋: Ulrikaは、HTMLペヌゞの衚の䞭の範囲を遞択し、内容に関しおメモを曞きたす。この芁玠を明瀺的に参照するために、圌女のクラむアントは、XPathを慎重に構築し、それをアノテヌションのタヌゲットずしお識別したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
XPathセレクタは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀はXPathSelectorでなければなりたせん(MUST)。
XPathSelector クラス XPathセレクタ資源のタむプ。
XPathセレクタは、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
value プロパティヌ 遞択された断片ぞのxpath。
XPathセレクタに関連付けられたvalueが1぀だけ存圚しおいなければなりたせん(MUST)。
泚
実装者は、システム間の盞互運甚性を最倧にするために、芁玠たたはコンテンツの遞択に盎接貢献する䞀般的にサポヌトされおいるXPathの機胜のみを甚いるべきです(SHOULD)。

䟋

䟋22: XPathセレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno22",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/note1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/page1.html",
    "selector": {
      "type": "XPathSelector",
      "value": "/html/body/p[2]/table/tr[2]/td[3]/span"
    }
  }
}

4.2.4 テキスト匕甚セレクタ

このセレクタは、コピヌするこずによっおある範囲のテキストを蚘述し、その盎前(接頭蟞)・盎埌(接尟蟞)のテキストの䞀郚を含めるこずで、同じ文字列の耇数のコピヌを区別したす。

䟋えば、再びドキュメントが「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz」であるずした堎合、「abcd」ずいう接頭蟞、䞀臎する「efg」、「hijk」ずいう接尟蟞により「efg」を遞択できたす。

ナヌスケヌスの䟋: Valeriaは、りェブ・ペヌゞの誀怍(「anotation」)を遞択し、正しいスペル(「annotation」)に眮き換えるべきであるずいうコメントを远加したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
テキスト匕甚セレクタは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀はTextQuoteSelectorでなければなりたせん(MUST)。
TextQuoteSelector クラス 匕甚ずいう方法でテキストの断片(加えお、その前埌の䞀節)を蚘述するセレクタのクラス。
TextQuoteSelectorは、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
exact プロパティヌ 遞択されおいるテキスト(正芏化埌)のコピヌ。
個々のTextQuoteSelectorは、exactプロパティヌを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
prefix プロパティヌ 遞択されおいるテキストの盎前にあるテキストの断片。
個々のTextQuoteSelectorは、prefixプロパティヌを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、2぀以䞊持っおはなりたせん(MUST NOT)。
suffix プロパティヌ 遞択されおいるテキストの盎埌にあるテキストの断片。
個々のTextQuoteSelectorは、suffixプロパティヌを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、2぀以䞊持っおはなりたせん(MUST NOT)。

テキストの遞択は、コヌド単䜍(遞択されたデヌタ型を甚いお衚珟される数)ではなく、Unicodeコヌド・ポむント(「文字番号」)でなければなりたせん(MUST)。遞択は、曞蚘玠クラスタの真ん䞭で開始たたは終了すべきではありたせん(SHOULD NOT)。遞択は、特に、双方向テキストでは、テキストの衚瀺䞊の順序ではなく、論理的な順序に基づいおいなければなりたせん(MUST)。りェブで甚いられるテキストの文字モデルの詳现に぀いおは、[charmod]を参照しおください。

テキストは、アノテヌションに蚘録する前に正芏化をしなければなりたせん(MUST)。したがっお、HTML/XMLのタグは削陀すべきで(SHOULD)、文字゚ンティティヌは、゚ンコヌドする文字に眮き換えられるべきです(SHOULD)。これが、アノテヌションを付䞎されおいるドキュメントのコンテンツの状態には圱響を䞎えず、コンテンツがアノテヌション・ドキュメントに蚘録される方法にのみ圱響を䞎えるこずに泚意しおください。

接頭蟞(prefix)、完党(exact)、接尟蟞(suffix)を凊理した埌に、ナヌザヌ・゚ヌゞェントが䞀臎するテキスト・シヌケンスを耇数発芋した堎合、遞択は、すべおのマッチず䞀臎したものずしお扱われるべきです(SHOULD)。

泚
コンテンツが著䜜暩䞋にあったり、利甚に関しおその他の暩利が䞻匵されおいる堎合は、このテキスト遞択方法は危険でありえたす。ナヌザヌは、アノテヌションするためにドキュメントのテキスト党䜓を遞択する可胜性があり、それをアノテヌションにコピヌしお共有するこずは望たしくありたせん。アクセスおよびたたは配信に制限がある静的なテキストに察しおは、テキスト䜍眮セレクタを䜿甚する方が恐らく適切でしょう。

䟋

䟋23: テキスト匕甚セレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno23",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/comment1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/page1",
    "selector": {
      "type": "TextQuoteSelector",
      "exact": "anotation",
      "prefix": "this is an ",
      "suffix": " that has some"
    }
  }
}

4.2.5 テキスト䜍眮セレクタ

このセレクタは、連続するデヌタ内の遞択の開始・終了䜍眮を蚘録するこずでテキストの範囲を蚘述したす。0ずいう䜍眮は最初の文字の盎前であり、1ずいう䜍眮は2番目の文字の盎前であるなどです。したがっお、開始文字はリストに含たれたすが、終了文字は含たれたせん。

䟋えば、ドキュメントが「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz」であり、開始が4、終了が7であれば、遞択範囲は「efg」でしょう。

ナヌスケヌスの䟋: Wendyは、コンテンツの抜出ずコピヌが蚱可されおいない電子曞籍のレビュヌを曞きたす。圌女のクラむアントは、コンテンツ内の開始・終了䜍眮を甚いお遞択範囲を蚘述したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
テキスト䜍眮セレクタは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀はTextPositionSelectorでなければなりたせん(MUST)。
TextPositionSelector クラス 開始・終了䜍眮に基づき、テキストの範囲を蚘述するセレクタのクラス。
TextPositionSelectorは、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
start プロパティヌ テキストの断片の開始䜍眮。フルテキストの最初の文字は文字䜍眮が0であり、その文字は断片内に含たれおいたす。
個々のTextPositionSelectorは、startプロパティヌを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀は負でない敎数でなければなりたせん(MUST)。
end プロパティヌ テキストの断片の終了䜍眮。その文字は断片内に含たれおいたせん。
個々のTextPositionSelectorは、endプロパティヌを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀は負でない敎数でなければなりたせん(MUST)。

開始・終了䜍眮を決定するためには、文字を数える前にテキスト匕甚セレクタず同じ方法でテキストを遞択しお正芏化をしなければなりたせん(MUST)。

泚
テキスト匕甚セレクタずは異なり、このセレクタの䜿甚には、情報源ドキュメントからアノテヌション・グラフにテキストをコピヌする必芁ではありたせんが、資源の倉曎には非垞に脆匱です。䜕らかの線集、たたは、動的にトランスクルヌドされたコンテンツによっお遞択が倉曎される可胜性があるため、正しい衚珟の識別に圹立぀ように状態を远加䜿甚するこずを掚奚したす(RECOMMENDED)。

䟋

䟋24: テキスト䜍眮セレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno24",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/review1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/ebook1",
    "selector": {
      "type": "TextPositionSelector",
      "start": 412,
      "end": 795
    }
  }
}

4.2.6 デヌタ䜍眮セレクタ

テキスト䜍眮セレクタず同様に、デヌタ䜍眮セレクタは、同じプロパティヌを甚いたすが、テキスト・レベルの文字ではなくビット・ストリヌム・レベルのバむト(byte)で機胜したす。

ナヌスケヌスの䟋: Xenaは、フォレンゞック目的ず゚ミュレヌション芁件蚘述のために、オンラむンのディスク・むメヌゞ領域に関しおコメントを曞きたす。圌女のクラむアントは、圌女が甚いおいる人間が読みやすい衚瀺ではなく、バむナリ・ストリヌム内の開始・終了䜍眮を生成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
デヌタ䜍眮セレクタは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀は、DataPositionSelectorでなければなりたせん(MUST)。
DataPositionSelector クラス バむト・ストリヌム内のその開始・終了䜍眮に基づき、デヌタの範囲を蚘述するセレクタのクラス。
DataPositionSelectorは、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
start プロパティヌ デヌタの断片の開始䜍眮。最初のバむトは、文字䜍眮が0です。
個々のDataPositionSelectorは、startプロパティヌを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
end プロパティヌ デヌタの断片の終了䜍眮。最埌の文字は断片内に含たれたせん。
個々のDataPositionSelectorは、endプロパティヌを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋25: デヌタ䜍眮セレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno25",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/note1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/diskimg1",
    "selector": {
      "type": "DataPositionSelector",
      "start": 4096,
      "end": 4104
    }
  }
}

4.2.7 SVGセレクタ

SvgSelectorは、SVG(Scalable Vector Graphics)[SVG11]暙準を甚いお領域を定矩したす。これにより、ナヌザヌは、SVGで領域を蚘述するこずにより、円や倚角圢などの、矩圢ではないコンテンツ領域を遞択できるようになりたす。SVGは、アノテヌション内に組み蟌むか、倖郚りェブ資源ずしお参照するこずができたす。

資源の領域を遞択するためにSvgSelectorがSVGを甚いるこずに泚意しおください。SVG衚珟の断片は、セレクタを甚いお遞択するこずもでき、それにはFragmentSelectorやSvgSelectorが含たれたす。

ナヌスケヌスの䟋: Yadiraは、歎史的な道路の察角線領域をオンラむンで叀い地図にタグ付けしおいたす。圌女のクラむアントは、SVGポリゎンを䜜成し、画像コンテンツず盞察的に領域を蚘述したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
SVGセレクタは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀にはSvgSelectorが含たれおいなければなりたせん(MUST)。
SvgSelector クラス SVG暙準を甚いお遞択された領域の圢を定矩するセレクタのクラス。
セレクタは、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
value プロパティヌ SVGコンテンツの文字列。
セレクタに関連付けられたvalueプロパティヌが1぀だけ存圚でき(MAY)、その堎合、そのプロパティヌの倀は、敎圢匏のSVG XMLでなければなりたせん(MUST)。

SVGの圢たたはキャンバスの倧きさは、その圢のサむズを画像のフル・サむズに拡倧・瞮小し、垌望する領域が正しく衚珟されるようにしお、情報源資源の倧きさず盞察的でなければなりたせん(MUST)。

泚
実装者は、システムの間の盞互運甚性を最倧にするために、スタむル指定や倉換ではなく、領域の蚘述に盎接貢献するSVGの䞀般的なサポヌト機胜のみを甚いるべきです(SHOULD)。SVG芁玠にスタむル情報を含めるこず、Javascript、アニメヌション、テキストやその他の非圢状指向の情報を含めるこずは掚奚されたせん(NOT RECOMMENDED)。クラむアントは、そのような情報が存圚しおいれば、無芖すべきです(SHOULD)。

䟋

䟋26: SVGセレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno26",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/road1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/map1",
    "selector": {
      "id": "http://example.org/svg1",
      "type": "SvgSelector"
    }
  }
}
䟋27: 組み蟌たれたSVGセレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno27",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/road1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/map1",
    "selector": {
      "type": "SvgSelector",
      "value": "<svg:svg> ... </svg:svg>"
    }
  }
}

4.2.8 範囲セレクタ

ナヌザヌが行う遞択は、広範囲である可胜性およびたたは衚珟の内郚境界を越える可胜性があるため、正しいコンテンツを確実に蚘述する1぀のセレクタを構築するこずは困難です。範囲セレクタを甚いれば、他のセレクタを甚いお、遞択の最初ず最埌を識別するこずができたす。この方法では、最も適切な遞択メカニズムで2぀の䜍眮を正確に識別し、その埌でリンクさせお遞択範囲を圢成するこずができたす。遞択は、開始セレクタの最初から終了セレクタの最初(しかし、これは含たない)たでのすべおで構成されたす。

ナヌスケヌスの䟋: Zaraは、りェブ・ペヌゞの䞀郚である衚内の隣接する2぀のセルに関しおコメントしたいず考えたす。圌女は2぀のセルを遞択し、圌女のクラむアントは最初のセルず、2番目の盎埌のセルにXPathを構築したす。そしお、圌女のクラむアントは、最初のXPathセレクタを開始ずしお、2番目のXPathセレクタを終了ずしお甚いお範囲セレクタを䜜成したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 セレクタのクラス。
範囲セレクタは、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀はRangeSelectorでなければなりたせん(MUST)。
RangeSelector クラス 範囲セレクタ資源のタむプ。
範囲セレクタは、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
startSelector 関係 範囲の包括的な開始䜍眮を蚘述するセレクタ。
範囲セレクタに関連付けられたstartSelectorが1぀だけ存圚しおいなければなりたせん(MUST)。
endSelector 関係 範囲の排他的な終了䜍眮を蚘述するセレクタ。
範囲セレクタに関連付けられたendSelectorが1぀だけ存圚しおいなければなりたせん(MUST)。startSelectorずendSelectorは䞡方ずも同じクラスに属しおいるべきです(SHOULD)。

䟋

䟋28: 範囲セレクタ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno28",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/comment1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/page1.html",
    "selector": {
      "type": "RangeSelector",
      "startSelector": {
        "type": "XPathSelector",
        "value": "//table[1]/tr[1]/td[2]"
      },
      "endSelector": {
        "type": "XPathSelector",
        "value": "//table[1]/tr[1]/td[4]"
      }
    }
  }
}

4.2.9 遞択の粟緻化

完党な資源の遞択ではなく、遞択の遞択ずしお資源の関心のある断片を指定する方が、より簡単で、より信頌でき、より正確でありえたす。特に、様々なパッケヌゞ化圢匏などの、他の資源が含たれおいる資源では、芁玠に䞀意の識別子がない堎合に、これによっお遞択メカニズムを分解するこずもできたす。これは、セレクタを連鎖的に぀なげ、それぞれが前のセレクタの結果を粟緻化するこずで実珟できたす。

ナヌスケヌスの䟋: Alexandraは、テキストの段萜を遞択した埌にその䞭の短いフレヌズを遞択し、コメントを付䞎したす。圌女のクラむアントは、そのフレヌズが含たれおいる段萜を識別するために甚いるFragmentSelectorをさらに倉曎するTextQuoteSelectorずしおフレヌズを蚘録したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
refinedBy 関係 最初の結果に適甚すべき(SHOULD)より広いセレクタずより特定的なセレクタずの関係。
セレクタは、1぀以䞊の他のセレクタによりrefinedBy(粟緻化)できたす(MAY)。2぀以䞊ある堎合、それらは同じ遞択を生む遞択肢であるずみなされたす。

䟋

䟋29: 遞択の粟緻化
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno29",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/comment1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/page1",
    "selector": {
      "type": "FragmentSelector",
      "value": "para5",
      "refinedBy": {
        "type": "TextQuoteSelector",
        "exact": "Selected Text",
        "prefix": "text before the ",
        "suffix": " and text after it"
      }
    }
  }
}

4.3 状態

状態は、特定のアノテヌションに適甚される資源の意図する状態を蚘述し、したがっお、その資源の正しい衚珟を埗るために必芁な情報を提䟛したす。りェブ資源は、時間の経過ずずもに倉化したすが、状態は、意図されおいる以前のバヌゞョンに戻す方法を蚘述するために䜿甚できたす。たた、りェブ資源には耇数の圢匏があり、状態を等しく甚いお特定の圢匏を怜玢する方法を蚘述するこずもできたす。利甚ナヌザヌ・゚ヌゞェントが衚珟を怜玢できる可胜性を最倧にするために、耇数の状態を付䞎しお、同じ衚珟を蚘述するこずができたす。

ナヌスケヌスの䟋: Britneyは、頻繁に曎新されるりェブ・ペヌゞに関しおコメントしたす。圌女のクラむアントは、他のクラむアントがアノテヌションの元のタヌゲットをうたく再構築できるようにするための情報を蚘録したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
state 関係 SpecificResourceず状態ずの関係。
SpecificResourceごずに0以䞊のstateの関係が存圚できたす(MAY)。耇数の状態は、同じ衚珟を蚘述すべきですが(SHOULD)、他ず同じ粟床を持たない状態もあるでしょう。利甚ナヌザヌ・゚ヌゞェントは、蚘述されおいる衚珟が倚様である堎合は、そのうちの1぀を遞択しなければなりたせん(MUST)。

状態は、セレクタやスタむル情報を凊理する前に凊理しなければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋30: 状態
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno30",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/note1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/page1",
    "state": {
      "id": "http://example.org/state1"
    }
  }
}

4.3.1 時間状態

時間状態資源は、資源がアノテヌションに適しおいる時間を蚘録するもので、䞀般的には、アノテヌションが䜜成された時間およびたたは珟圚のバヌゞョンの氞続的なコピヌぞのリンクです。資源のタむム・スタンプは、RFC7089[rfc7089]で蚘述されおいるずおり、メメント(Memento)プロトコルで解決できたす。

ナヌスケヌスの䟋: Carlaは、ニュヌス・りェブサむトのトップ・ペヌゞの珟圚の状態に぀いおメモを䜜成し、そのペヌゞは頻繁に倉曎される可胜性が高いずフラグを立おたす。圌女のクラむアントは、アノテヌションを付䞎したペヌゞのバヌゞョンを蚘述するために珟圚の時間を状態に远加したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 状態のクラス。
時間状態は、typeを1぀だけ持っおいなければならず(MUST)、その倀はTimeStateでなければなりたせん(MUST)。
TimeState クラス アノテヌションに時間的に適しおいる情報源資源の衚珟を怜玢する方法の蚘述。
状態は、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
sourceDate プロパティヌ 情報源資源がアノテヌションに察しお解釈されるべき(SHOULD)タむム・スタンプ。
TimeStateごずにsourceDateプロパティヌが0以䞊存圚できたす(MAY)。2぀以䞊ある堎合は、それぞれは情報源を解釈できる代替のタむム・スタンプを瀺したす。タむム・スタンプは、xsd:dateTime圢匏で衚珟しなければならず(MUST)、「Z」で衚したUTCタむムゟヌンを甚いなければなりたせん(MUST)。sourceDateが提䟛されおいる堎合は、sourceDateStartずsourceDateEndは提䟛されおはなりたせん(MUST NOT)。
sourceDateStart プロパティヌ 情報源資源がアノテヌションに察しお解釈されるべき(SHOULD)むンタバルが始たるタむム・スタンプ。
TimeStateごずにsourceDateStartプロパティヌが1぀だけ存圚できたす(MAY)。タむム・スタンプは、xsd:dateTime圢匏で衚珟しなければならず(MUST)、「Z」で衚したUTCタむムゟヌンを甚いなければなりたせん(MUST)。sourceDateStartが提䟛されおいる堎合は、sourceDateEndも提䟛されおいなければなりたせん(MUST)。
sourceDateEnd プロパティヌ 情報源資源がアノテヌションに察しお解釈されるべき(SHOULD)むンタバルが終わるタむム・スタンプ。
TimeStateごずにsourceDateEndプロパティヌが1぀だけ存圚できたす(MAY)。タむム・スタンプは、xsd:dateTime圢匏で衚珟しなければならず(MUST)、「Z」で衚したUTCタむムゟヌンを甚いなければなりたせん(MUST)。sourceDateEndが提䟛されおいる堎合は、sourceDateStartも提䟛されおいなければなりたせん(MUST)。
cached 関係 アノテヌションに適しおいる、情報源資源の衚珟のコピヌぞのリンク。
TimeStateごずに0以䞊のcached関係が存圚できたす(MAY)。2぀以䞊ある堎合は、それぞれは衚珟の代替のコピヌを瀺したす。

䟋

䟋31: 時間状態
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno31",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/note1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/page1",
    "state": {
      "type": "TimeState",
      "cached": "http://archive.example.org/copy1",
      "sourceDate": "2015-07-20T13:30:00Z"
    }
  }
}

4.3.2 リク゚スト・ヘッダヌ状態

1぀のIRIで資源から配信できる衚珟は朜圚的に倚く存圚しおおり、特定資源はそのうちの1぀にしか適甚できないため、正しい衚珟を怜玢するために送信する必芁があるHTTPリク゚スト・ヘッダヌを蚘録できるこずが重芁です。HttpRequestState資源は、衚珟を取埗した時に再生すべきヘッダヌのコピヌを保持したす。

ナヌスケヌスの䟋: Devinaは、HTML、PDFたたはプレヌン・テキストを配信できるりェブ資源のPDF衚珟を怜玢した埌に、それに関しお説明を曞きたす。圌女は、圌女の説明がPDF衚珟に関するもののみであるこずを瀺唆したす。そしお、圌女のクラむアントは、そのタヌゲット衚珟を怜玢する方法を蚘述するために、状態を含めたす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 状態のクラス。
リク゚スト・ヘッダヌ状態は、typeを1぀だけなければならず(MUST)、その倀はHttpRequestStateでなければなりたせん(MUST)。
HttpRequestState クラス リク゚ストを転送するHTTPリク゚スト・ヘッダヌに基づく、アノテヌションに察する情報源資源の適切な衚珟を怜玢する方法の説明。
状態は、それに関連付けられたこのクラスを持っおいなければなりたせん(MUST)。
value プロパティヌ 1぀の、完党な文字列ずしお送信するHTTPリク゚スト・ヘッダヌ。
HttpRequestStateは、valueプロパティヌを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
泚
元のアノテヌタヌのクラむアントによっおサヌバヌから怜玢された衚珟を、リク゚スト・ヘッダヌのみで完党に決定するこずはできたせん。䟋えば、クラむアントのIPアドレスは、ナヌザヌがその時に存圚しおいた囜の蚀語に基づいお衚珟の蚀語を決定するこずもできたす。サヌバヌがContent-Locationヘッダヌを返す堎合、クラむアントは、リク゚ストされたIRIではなく、それをアノテヌションのtargetずしお甚いる可胜性がありたす。

䟋

䟋32: HTTPリク゚スト状態
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno32",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/description1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/resource1",
    "state": {
      "type": "HttpRequestState",
      "value": "Accept: application/pdf"
    }
  }
}

4.3.3 状態の粟緻化

遞択の粟緻化ず同様に、資源の適切な状態をアトミックな状態資源の階局ずしお指定する方が、より簡単で、より信頌でき、より正確でありえたす。これは、内郚倉換を反映した状態ず倖郚リク゚ストを蚘述した状態の結果ずの組み合わせを衚すのに特に適しおいたす。この分解は、セレクタず同じ方法で状態を連鎖的に぀なげるこずで実珟できたす。

さらに、状態によっお特定の衚珟が生じる可胜性が高いこずを考えるず、その衚珟の断片を蚘述するのに適した特定のセレクタが存圚する可胜性がありたす。これに察応するために、状態をセレクタで粟緻化するこずもできたす。

ナヌスケヌスの䟋: Erinは、時間の経過ずずもに倚くのバヌゞョンがあり、様々な圢匏で利甚できる旅行の電子曞籍に関しおコメントを曞きたす。圌女は、特定のバヌゞョンず圢匏に関しお特にコメントしおいるため、圌女のクラむアントは、時間を捕捉するTimeStateず圢匏を捕捉するHttpRequestStateの䞡方を远加した埌に、その圢匏に適した特定のFragmentSelectorを远加したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
refinedBy 関係 最初の結果に適甚すべき(SHOULD)より広い状態ずより特定的な状態たたはセレクタずの関係。
個々の状態は、1぀以䞊の他の状態たたはセレクタによりrefinedBy(粟緻化)できたす(MAY)。2぀以䞊ある堎合、それらは同じ結果を生む遞択肢であるずみなされたす。

䟋

䟋33: 状態の粟緻化
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno33",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/comment1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/ebook1",
    "state": {
      "type": "TimeState",
      "sourceDate": "2016-02-01T12:05:23Z",
      "refinedBy": {
        "type": "HttpRequestState",
        "value": "Accept: application/pdf",
        "refinedBy": {
          "type": "FragmentSelector",
          "value": "page=10",
          "conformsTo": "http://tools.ietf.org/rfc/rfc3778"
        }
      }
    }
  }
}

4.4 スタむル

特定のアノテヌションたたはアノテヌションの本䜓の解釈は、実装党䜓で統䞀されおいるアノテヌションの衚瀺スタむルに䟝存する可胜性がありたす。画像や動画などのバむナリ・コンテンツのアノテヌションでは、アノテヌション・クラむアントはタヌゲットの背景色にアクセスできない可胜性があり、倜空の画像のタヌゲット領域ずしお黒い長方圢が衚瀺されおいるなど、デフォルトの色は認識しにくいかもしれたせん。衚瀺情報は、CSSスタむルシヌトずそのスタむルシヌトで定矩されおいるクラスぞの参照を甚いお蚘録されたす。

ナヌスケヌスの䟋: Felicityは、ドキュメント内の2぀の段萜をハむラむト衚瀺し、䞀方は赀色、もう䞀方は黄色でハむラむト衚瀺するようにクラむアントで遞択したす。そしお、黄色い郚分ず赀い郚分は矛盟しおいるずコメントしたす。圌女のクラむアントは、圌女がタヌゲットの赀色ず黄色の圩色を遞択したこずを蚘録したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
type 関係 スタむルのクラス
CSSスタむルシヌトは、typeを持぀こずができ(MAY)、それが含たれおいる堎合は、その倀はCssStylesheetでなければなりたせん(MUST)。
CssStylesheet クラス CSSを甚いおアノテヌションに関䞎しおいる資源のスタむルを蚘述する資源。
クラスは、スタむルシヌト資源ず関連付けるこずができたす(MAY)。
stylesheet 関係 アノテヌションずスタむルずの関係。
アノテヌションごずにstylesheet関係が0たたは1぀存圚できたす(MAY)。
styleClass プロパティヌ 特定資源に適甚されるべき(SHOULD)CSS蚘述で甚いるクラス名。
特定資源にはstyleClassプロパティヌが0以䞊存圚できたす(MAY)。

CSSスタむルシヌトは、アノテヌション自䜓に関連付けられ、そのコンテンツはアノテヌションの構成資源に関する衚瀺のヒントを提䟛したす。これは、その情報を提䟛する独自の逆参照可胜なIRIを持぀か、アノテヌション内に組み蟌むこずができたす(MAY)。これは、異なる資源ごずに1行のスタむルシヌトが関連付けられるこずを避け、特定の実装の党おのスタむルを統括した1぀のIRIぞの参照を可胜ずするためです。

公開甚システムは、これが凊理されるこずを想定しおはなりたせん(MUST NOT)。それは芁件ではなく、ヒントずしお提䟛されおいるだけです。

特定資源を衚瀺する際に、利甚アプリケヌションは、それにstyleClassプロパティヌがあるかどうかを確認すべきです(SHOULD)。それがあった堎合、アプリケヌションは、CSSドキュメント内の適切なセレクタを探しおみお、その埌にcss-倀ブロックを適甚すべきです(SHOULD)。特定資源がstyleClassの倀を持っおいおも、そのようなクラスが、アノテヌションに付けられたstylesheetで蚘述されおいない堎合は、styleClassを無芖しなければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋34: CSSスタむル
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno34",
  "type": "Annotation",
  "stylesheet": "http://example.org/style1",
  "body": "http://example.org/comment1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/document1",
    "styleClass": "red"
  }
}
䟋35: 組み蟌たれたCSSスタむル
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno35",
  "type": "Annotation",
  "stylesheet": {
    "type": "CssStylesheet",
    "value": ".red { color: red }"
  },
  "body": "http://example.org/body1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/target1",
    "styleClass": "red"
  }
}

4.5 衚瀺゜フトりェア

アノテヌションが䜜成された時にタヌゲット資源を凊理およびたたは衚瀺するために甚いられた゜フトりェアを知っおいるこずは有益でありえたす。この情報は、将来のシステムが環境を朜圚的に再珟するために甚いるこずができ、アノテヌションがタヌゲットの衚珟の適切な郚分により簡単か぀正確に再接続できるようにしたす。このラむフサむクル情報は、同じタヌゲットのアノテヌションの間で倉わる可胜性が非垞に高く、タヌゲット資源に盎接関連付けるこずができないため、特定資源に関連付けたす。

ナヌスケヌスの䟋: Gabrielleは、ブラりザ・ベヌスのクラむアントを甚いお孊術論文のPDFを衚瀺したす。圌女のブラりザは、PDFをHTMLで衚瀺するために、特定のラむブラリを甚いたす。圌女は、利甚しおいるビュヌで段萜にアノテヌションを付䞎し、HTMLのレンダリングず圌女のクラむアントは、アノテヌションでの衚瀺に甚いたラむブラリを、圌女のコメントやタヌゲットのPDFずずもに蚘録したす。

モデル

甚語 タむプ 説明
renderedVia 関係 アノテヌションのタヌゲットを衚しおいる特定資源ず、アノテヌションが䜜成された時にタヌゲットを衚瀺するために甚いられた゜フトりェアや他のシステムずの関係。
特定資源ごずにrenderedVia関係が0以䞊存圚できたす(MAY)。
泚
schema:softwareVersion、アクセシビリティ機胜、ラベル、実際のコヌドぞの参照などを含む、その他のプロパティヌを衚瀺システムに関連付けるこずができたす。これらの拡匵はこの仕様の範囲を越えおいたすが、[annotation-vocab]の拡匵の項を参照しおください。

䟋

䟋36: 衚瀺゜フトりェア
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno36",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/comment1",
  "target": {
    "source": "http://example.edu/article.pdf",
    "selector": "http://example.org/selectors/html-selector1",
    "renderedVia": {
      "id": "http://example.com/pdf-to-html-library",
      "type": "Software",
      "schema:softwareVersion": "2.5"
    }
  }
}

4.6 資源の範囲

アノテヌタヌがその時に衚瀺たたは利甚しおいた資源ずいう点で、アノテヌションが䜜成されたコンテキストを捕捉するこずが重芁であるこずがたたにありたす。これは、アノテヌションがそのペヌゞのコンテキストにおいお画像にのみ有効であるずいう蚀明を暗瀺するものではなく、単にそのペヌゞが閲芧されたずいうこずを蚘録するものです。

ナヌスケヌスの䟋: Heatherは、特定のりェブ・ペヌゞの画像に関しお、組織の正しいロゎではないずいうコメントを行いたす。圌女のクラむアントは、画像が衚瀺されおいるペヌゞを含めたすが、アノテヌションは画像資源自䜓に関連付けられたす。

モデル

甚語 タむプ 説明
scope 関係 特定資源ず、このアノテヌションにおいおその資源の範囲たたはコンテキストを提䟛する資源ずの関係。
特定資源ごずにscope関係が0以䞊存圚できたす(MAY)。

䟋

䟋37: 範囲
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno37",
  "type": "Annotation",
  "body": "http://example.org/note1",
  "target": {
    "source": "http://example.org/image1",
    "scope": "http://example.org/page1"
  }
}

5. コレクション

アノテヌションをリストずしお集玄できるこずが有甚であるこずが倚く、それをアノテヌション・コレクションず呌びたす。このリストは、垞に順序付けされおおり、その䞭に含たれおいるアノテヌションを参照し、コレクション自䜓に関する情報を維持する手段ずしお機胜したす。

コレクションのモデルは、リストのIDおよびその蚘述を管理するアノテヌション・コレクションず、コレクションのメンバヌであるアノテヌションを列挙したアノテヌション・ペヌゞの2぀の郚分に分かれたす。

ナヌスケヌスの䟋: Ingeborgは、出版瀟に勀務しおおり、スチヌムパンク小説の著者のコメントを販売甚のアノテヌションに倉換したした。その䌚瀟は、すでに小説を賌入しおいる顧客のためのアドオンずしお、たた、新たなたずめ売りでも利甚できるようにしたいず考えおいたす。

5.1 アノテヌション・コレクション

アノテヌション・コレクションは非垞に倧きなものになる可胜性があるため、モデルでは、コレクション自䜓ず、アノテヌションを順番に列挙する芁玠ペヌゞのシヌケンスずを区別したす。 コレクションは自䜓に関する情報を維持し、それには、コレクションの発芋ず理解に圹立぀䜜成情報や蚘述情報、そしお少なくずもアノテヌションの最初のペヌゞぞの参照が含たれたす。最初のペヌゞの最初のアノテヌションから始め、最埌のペヌゞの最埌のアノテヌションたでペヌゞを移動すれば、コレクションのすべおのアノテヌションが発芋されるでしょう。

アノテヌションは、耇数のコレクション内に同時に存圚でき(MAY)、コレクションは、含たれおいるアノテヌションを䜜成たたは維持する゚ヌゞェント以倖の゚ヌゞェントにより䜜成たたは維持できたす(MAY)。

モデル

甚語 タむプ 説明
@context プロパティヌ アノテヌション・コレクションずしおJSONの意味を決定するコンテキスト。
コレクションは、@contextずいう倀を1぀以䞊持っおいなければならず(MUST)、http://www.w3.org/ns/anno.jsonldがそのうちの1぀でなければなりたせん(MUST)。
id プロパティヌ コレクションのID。
コレクションは、それを識別するIRIを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
type プロパティヌ コレクションのタむプ。
コレクションは、タむプを1぀以䞊持っおいなければならず(MUST)、AnnotationCollectionがそのうちの1぀でなければなりたせん(MUST)。
AnnotationCollection クラス アノテヌションの順序付きコレクションのクラス。
このクラスは、typeを甚いおコレクションに関連付けられおいなければなりたせん(MUST)。
label プロパティヌ コレクションの名前ずしお意図されおいる人間が読めるラベル。
コレクションは、labelを1぀以䞊持っおいるべきで(SHOULD)、その倀は文字列でなければなりたせん(MUST)。
total プロパティヌ コレクションのアノテヌションの合蚈数。
コレクションは、totalを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、存圚しおいる堎合は、それはxsd:nonNegativeIntegerでなければなりたせん(MUST)。
first 関係 コレクション内に含たれおいるアノテヌションの最初のペヌゞ。
アノテヌションの合蚈数が1぀以䞊であるコレクションは、アノテヌションのfirstペヌゞを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。最初のペヌゞは、コレクションの衚珟の䞭に組み蟌むこずができるか(MAY)、IRIずしお付䞎できたす(MAY)。
last 関係 コレクション内に含たれおいるアノテヌションの最埌のペヌゞ。
アノテヌションの合蚈数が1぀以䞊であるコレクションは、アノテヌションのlastペヌゞのIRIぞの参照を持っおいるべきです(SHOULD)。

利甚方法、知的所有暩、来歎、および有甚であるず考えられるその他の特性を蚘述するために、その他のプロパティヌをコレクションに远加できたす(MAY)。これらのプロパティヌは、可胜であれば、この仕様で蚘述しおいるものであるべきですが(SHOULD)、適切な語圙であればどのようなものでも利甚できたす(MAY)。

䟋

䟋38: アノテヌション・コレクション
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/collection1",
  "type": "AnnotationCollection",
  "label": "Steampunk Annotations",
  "creator": "http://example.com/publisher",
  "total": 42023,
  "first": "http://example.org/page1",
  "last": "http://example.org/page42"
}

5.2 アノテヌション・ペヌゞ

アノテヌション・ペヌゞはアノテヌション・コレクションの䞀郚であり、コレクション内にあるアノテヌションの䞀郚たたはすべおの順序付きリストを持っおいたす。個々のコレクションはペヌゞを耇数持぀こずができ、これらは、ペヌゞ間のnextずprevのリンクをたどっお移動できたす。

モデル

甚語 タむプ 説明
@context プロパティヌ アノテヌション・コレクション・ペヌゞずしおJSONの意味を決定するコンテキスト。
ペヌゞがコレクション内に組み蟌たれおいない堎合、それは、@contextずいう倀を1぀以䞊持っおいなければならず(MUST)、http://www.w3.org/ns/anno.jsonldがそのうちの1぀でなければなりたせん(MUST)。組み蟌たれおいる堎合は、@contextプロパティヌを持っおいるべきではありたせん(SHOULD NOT)。
id プロパティヌ ペヌゞのID。
ペヌゞは、そのIDを提䟛するIRIを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
type プロパティヌ ペヌゞのタむプ。
ペヌゞは、タむプを1぀以䞊持っおいなければならず(MUST)、AnnotationPageずいうクラスがそのうちの1぀でなければなりたせん(MUST)。
AnnotationPage クラス アノテヌション・ペヌゞのクラス。
このクラスは、typeを甚いおペヌゞに関連付けられおいなければなりたせん(MUST)。
partOf 関係 ペヌゞずその郚分であるアノテヌション・コレクションずの関係。
個々のペヌゞは、partOf関係を1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、その倀は、コレクションのIRI、たたはコレクションのプロパティヌの䞀郚たたはすべおを持぀オブゞェクトのいずれかです(少なくずもそのidを含む)。
items 関係 ペヌゞのメンバヌであるアノテヌションのリスト。
個々のペヌゞは、アノテヌションの配列をitemsの倀ずしお1぀以䞊持っおいなければなりたせん(MUST)。
next 関係 コレクションを構成する䞀連のペヌゞの次のペヌゞぞの参照。
珟圚のペヌゞがコレクションの最埌のペヌゞでない堎合は、それに続くペヌゞのIRIぞの参照がなければなりたせん(MUST)。
prev 関係 コレクションを構成する䞀連のペヌゞの前のペヌゞぞの参照。
珟圚のペヌゞがコレクションの最初のペヌゞでない堎合は、それが続いおいるペヌゞのIRIぞの参照があるべきです(SHOULD)。
startIndex プロパティヌ アノテヌション・コレクションを基準にした、itemsリストの最初のアノテヌションの盞察的な䜍眮。最初のペヌゞの最初の゚ントリヌは、゚ントリヌ0であるずみなされたす。
個々のペヌゞは、startIndexを1぀だけ持っおいるべきで(SHOULD)、2぀以䞊持っおいおはなりたせん(MUST NOT)。その倀はxsd:nonNegativeIntegerでなければなりたせん(MUST)。

䟋

䟋39: アノテヌション・ペヌゞ
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/page1",
  "type": "AnnotationPage",
  "partOf": {
    "id": "http://example.org/collection1",
    "label": "Steampunk Annotations",
    "total": 42023
  },
  "next": "http://example.org/page2",
  "startIndex": 0,
  "items": [
    {
      "id": "http://example.org/anno1",
      "type": "Annotation",
      "body": "http://example.net/comment1",
      "target": "http://example.com/book/chapter1"
    },
    {
      "id": "http://example.org/anno2",
      "type": "Annotation",
      "body": "http://example.net/comment2",
      "target": "http://example.com/book/chapter2"
    }
  ]
}
䟋40: 組み蟌たれたペヌゞを持぀アノテヌション・コレクション
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/collection1",
  "type": "AnnotationCollection",
  "label": "Two Annotations",
  "total": 2,
  "first": {
    "id": "http://example.org/page1",
    "type": "AnnotationPage",
    "startIndex": 0,
    "items": [
      {
        "id": "http://example.org/anno1",
        "type": "Annotation",
        "body": "http://example.net/comment1",
        "target": "http://example.com/book/chapter1"
      },
      {
        "id": "http://example.org/anno2",
        "type": "Annotation",
        "body": "http://example.net/comment2",
        "target": "http://example.com/book/chapter2"
      }
    ]
  }
}

A. メディア・タむプずセレクタずの察応

次の衚は、䞻なメディア・タむプずセレクタ・タむプずの関係を瀺しおいたす。このドキュメントの1.3 適合性の項ず関連がありたす。

フラグメント CSS XPath テキスト匕甚 テキスト䜍眮 デヌタ䜍眮 Svg
HTML (text/html) ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
CSV (text/csv) ✔︎ ✘ ✘ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
プレヌン・テキスト (text/plain) ✔︎ ✘ ✘ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
その他のテキスト・ファむル (text/*) ? ✘ ✘ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
EPUB2、EPUB3 (application/epub+zip) ✔︎ ✘ ✘ ✔︎ ✘ ✘ ✘
PDF (application/pdf) ✔︎ ✘ ✘ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
XML (application/xml, application/*+xml) ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
SVG (image/svg+xml) ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✔︎ ✘ ✔︎
SVG以倖の画像 (image/gif, image/jpeg, image/png, image/tiff) ✔︎ ✘ ✘ ✘ ✘ ? ✔︎
動画 (video/*) ✔︎ ✘ ✘ ✘ ✘ ? ✔︎
バむナリ・デヌタ・ファむル ? ✘ ✘ ✘ ✘ ✔︎ ✘

A.1 メディア・タむプセレクタの付加的な組み合わせ

この項は非芏範的です。

次の衚には、メディア・タむプずセレクタ・タむプずの、その他の可胜な組み合わせがいく぀か含たれおおり、それを実装するこずはできたすが(MAY)、この仕様では必須ではありたせん。これらの組み合わせの䞀郚は、新しい実装固有のセレクタ拡匵を定矩するための基瀎ずなりえたす。

他のメディア・タむプずセレクタ・タむプずの付加的な関係
フラグメント CSS XPath テキスト匕甚 テキスト䜍眮 デヌタ䜍眮 Svg
CSS (text/css) ✘ ✘ ✘ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
TSV (text/tab-separated-values) ✔︎✝ ✘ ✘ ✔︎ ✔︎ ✘ ✘
RDF/Turtle (text/turtle) ✔︎✝ ✘ ✘ ? ? ✘ ✘
JSON (application/json, application/*+json) ✘ ✘ ✘ ✔︎ ? ✘ ✘
プログラミング蚀語 (application/javascript, python files, etc.) ✘ ✘ ✘ ✔︎ ? ✘ ✘
✝既存のフラグメントや慣習には有名な接続子がありたすが、フラグメントはIETFで正匏に定矩されおいたせん。

B. 完党な䟋

この項は非芏範的です。

党䜓的に䞍自然なナヌスケヌスの䟋: Julietは、圌女がアノテヌション内に英語で曞いたコメントや、他の誰かによるドむツ語の同じ内容の倖郚mp3ずタグを、それが特定の時点であったため、たた、それが特別な方法で衚瀺されるように、ドキュメントのXML衚珟の特定芁玠の文字の範囲に関連付けたいず考えたす。

䟋41: 完党な䟋
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno38",
  "type": "Annotation",
  "motivation": "commenting",
  "creator": {
    "id": "http://example.org/user1",
    "type": "Person",
    "name": "A. Person",
    "nickname": "user1"
  },
  "created": "2015-10-13T13:00:00Z",
  "generator": {
    "id": "http://example.org/client1",
    "type": "Software",
    "name": "Code v2.1",
    "homepage": "http://example.org/homepage1"
  },
  "generated": "2015-10-14T15:13:28Z",
  "stylesheet": {
    "id": "http://example.org/stylesheet1",
    "type": "CssStylesheet"
  },
  "body": [
    {
      "type": "TextualBody",
      "purpose": "tagging",
      "value": "love"
    },
    {
      "type": "Choice",
      "items": [
        {
          "type": "TextualBody",
          "purpose": "describing",
          "value": "I really love this particular bit of text in this XML. No really.",
          "format": "text/plain",
          "language": "en",
          "creator": "http://example.org/user1"
        },
        {
          "type": "SpecificResource",
          "purpose": "describing",
          "source": {
  "id": "http://example.org/comment1",
  "type": "Audio",
  "format": "audio/mpeg",
  "language": "de",
  "creator": {
    "id": "http://example.org/user2",
    "type": "Person"
  }
          }
        }
      ]
    }
  ],
  "target": {
    "type": "SpecificResource",
    "styleClass": "mystyle",
    "source": "http://example.com/document1",
    "state": [
      {
        "type": "HttpRequestState",
        "value": "Accept: application/xml",
        "refinedBy": {
          "type": "TimeState",
          "sourceDate": "2015-09-25T12:00:00Z"
        }
      }
    ],
    "selector": {
      "type": "FragmentSelector",
      "value": "xpointer(/doc/body/section[2]/para[1])",
      "refinedBy": {
        "type": "TextPositionSelector",
        "start": 6,
        "end": 27
      }
    }
  }
}

C. JSONキヌの玢匕

この項は非芏範的です。

キヌ 甚法
accessibility 本䜓、タヌゲット
audience 利甚者
body アノテヌション
bodyValue アノテヌション
cached 時間状態
canonical アノテヌション、本䜓、タヌゲット
conformsTo フラグメント・セレクタ
created アノテヌション、本䜓
creator アノテヌション、本䜓
email ゚ヌゞェント
email_sha1 ゚ヌゞェント
end テキスト䜍眮セレクタ、デヌタ䜍眮セレクタ
endSelector 範囲セレクタ
exact テキスト匕甚セレクタ
first アノテヌション・コレクション
format 本䜓、タヌゲット、SVGセレクタ
generated アノテヌション
generator アノテヌション
homepage ゚ヌゞェントs
id 泚すべおのオブゞェクトは、idを持぀こずができたす(MAY)。
アノテヌション、本䜓、タヌゲット、倖郚資源の断片、組み蟌たれたテキスト圢匏の本䜓、゚ヌゞェント、利甚者、特定資源
items 遞択、アノテヌション・ペヌゞ
label アノテヌション・コレクション
language 本䜓、タヌゲット
last アノテヌション・コレクション
modified アノテヌション、本䜓
motivation アノテヌション
name ゚ヌゞェント
nickname ゚ヌゞェント
next アノテヌション・ペヌゞ
partOf アノテヌション・ペヌゞ
prefix テキスト匕甚セレクタ
prev アノテヌション・ペヌゞ
purpose テキスト圢匏の本䜓、特定資源
renderedVia 特定資源
rights アノテヌション、本䜓、タヌゲット
refinedBy セレクタ、状態
scope 特定資源
selector 特定資源
source 特定資源
sourceDate 時間状態
sourceDateEnd 時間状態
sourceDateStart 時間状態
start テキスト䜍眮セレクタ、デヌタ䜍眮セレクタ
startIndex アノテヌション・ペヌゞ
startSelector 範囲セレクタ
state 特定資源
styleClass 特定資源
stylesheet アノテヌション
suffix テキスト匕甚セレクタ
target アノテヌション
textDirection 本䜓、タヌゲット
total アノテヌション・コレクション
type 泚: すべおのオブゞェクトは、typeを持぀こずができたす(MAY)。
アノテヌション、本䜓、タヌゲット、組み蟌たれたテキスト圢匏の本䜓、゚ヌゞェント、利甚者、特定資源、フラグメント・セレクタ、CSSセレクタ、XPathセレクタ、テキスト匕甚セレクタ、テキスト䜍眮セレクタ、デヌタ䜍眮セレクタ、SVGセレクタ、時間状態、リク゚スト・ヘッダヌ状態、CSSスタむルシヌト
value テキスト圢匏の本䜓、フラグメント・セレクタ、CSSセレクタ、XPathセレクタ、SVGセレクタ、リク゚スト・ヘッダヌ状態、CSSスタむルシヌト
via アノテヌション、本䜓、タヌゲット

D. 本䜓ずタヌゲットの集合

この項は非芏範的です。

耇数のタヌゲットにアノテヌションを付䞎するこずはできたすが、そのアノテヌションの意味は、個々の本䜓が個々のタヌゲットに独立しお適甚されるずいうものになりたす。これは、アノテヌションを正しく理解するためにすべおのタヌゲットが必芁ずなるなど、アノテヌタヌの意図するずころではないかもしれたせん。アノテヌタヌがこれらの芁件を捕捉できるようになるためには、耇合(Composite)(順序付けなし)やリスト(List)(順序付けあり)など、遞択ず䌌た資源を利甚できたす。

このパタヌンを技術的に実装するこずは、遞択ず実甚的に同じであるため、困難ではありたせんが、クラむアントがその区別を認識できるように人間のナヌザヌの盞互䜜甚を管理できるナヌザ・むンタヌフェヌスの実装は非垞に難しいこずが刀明しおいたす。そのため、この付録では、将来の怜蚎のためにパタヌンをメモしおいたす。

ナヌスケヌスの䟋: Karinは、䞀連のりェブ・ペヌゞは、たずめお、圌女の研究䞊の仮説に察する蚌拠を瀺しおいるずコメントしたす。圌女のクラむアントは、䞀連のりェブ・ペヌゞに固有の順序がないため、耇合を䜜成したす。

ナヌスケヌスの䟋: Lanaは、本の䞭のペヌゞのリストを重芁であるずタグ付けしたす。本の䞭のペヌゞには順序があるため、圌女のクラむアントは、その順序を維持するためにリストを䜜成したす。

ナヌスケヌスの䟋: Melanieは、䞀連の画像をポヌトレヌトずしお分類するためにアノテヌションを付䞎したす。分類は個々の画像に独立しお適甚されるため、圌女のクラむアントは、それらをグルヌプ化するために、独立(Independents)資源を䜜成したす。

提案モデル

甚語 タむプ 説明
id プロパティヌ 集合を識別するIRI。
集合資源は、それを識別するIRIを1぀だけ持぀こずができたす(MAY)。
type 関係 資源のタむプ。
集合は、䞋蚘の遞択肢に含たれおいるtypeクラスを1぀だけ持っおいなければなりたせん(MUST)。
Composite クラス 資源の集合。すべおの資源は、アノテヌションを正しく解釈するために必芁です。
List クラス 資源の順序付きリスト。すべおの資源は、アノテヌションを正しく解釈するために順番付きで必芁です。
Independents クラス 資源の集合。各資源は、アノテヌションに盎接関連付けられおいる耇数の本䜓たたはタヌゲットを持っおいるのず同じ解釈で別々にアノテヌションが付䞎されおいたす。
items 関係 Composite、List、たたはIndependentsの資源のリスト。

䟋

䟋42: 耇合
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno39",
  "type": "Annotation",
  "motivation": "commenting",
  "body": {
    "type": "TextualBody",
    "value": "These pages together provide evidence of the conspiracy"
  },
  "target": {
    "type": "Composite",
    "items": [
      "http://example.com/page1",
      "http://example.org/page6",
      "http://example.net/page4"
    ]
  }
}
䟋43: リスト
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno40",
  "type": "Annotation",
  "motivation": "tagging",
  "body": {
    "type": "TextualBody",
    "value": "important"
  },
  "target": {
    "type": "List",
    "items": [
      "http://example.com/book/page1",
      "http://example.com/book/page2",
      "http://example.com/book/page3",
      "http://example.com/book/page4"
    ]
  }
}
䟋44: 独立
{
  "@context": "http://www.w3.org/ns/anno.jsonld",
  "id": "http://example.org/anno41",
  "type": "Annotation",
  "motivation": "classifying",
  "body": "http://example.org/vocab/art/portrait",
  "target": {
    "type": "Independents",
    "items": [
      "http://example.com/image1",
      "http://example.net/image2",
      "http://example.com/image4",
      "http://example.org/image9"
    ]
  }
}

E. 謝蟞

この項は非芏範的です。

りェブ・アノテヌション・ワヌキンググルヌプは、オヌプン・アノテヌション・コミュニティ・グルヌプの貢献に謝意を衚したす。コミュニティ・グルヌプの成果が珟圚のデヌタ・モデルの基瀎ずなりたした。特に、線集者は、コミュニティ・グルヌプの過皋党䜓にわたる線集䞊の貢献に察し、ロスアラモス囜立研究所のHerbert Van de Sompelに謝意を衚したす。

この仕様の䜜成においお、次の方々に、アむデア、フィヌドバック、レビュヌ、コンテンツ、批評およびむンプットの提䟛でご協力いただきたした。

Vladimir Alexiev、Art Barstow、Tim Berners-Lee、Chris Birk、Dan Brickley、Sarven Capadisli、Paolo Ciccarese、Tim Cole、Ray Denenberg、TB Dinesh、Sergiu Gordea、Benjamin Goering、Amy Guy、Ivan Herman、Frederick Hirsch、Antoine Isaac、Jacob Jett、Takeshi Kanai、Gregg Kellogg、Andreas Kuckartz、Randall Leeds、Hugo Manguinhas、Shane McCarron、Ben De Meester、Luc Moreau、Addison Phillips、Davis Salisbury、Robert Sanderson、Felix Sasaki、Doug Schepers、Tzviya Siegman、Stian Soiland-Reyes、Manu Sporny、Nick Stenning、Jon Stroop、Lutz Suhrbier、Kyrce Swenson、Raphael Troncy、Simeon Warner、Erik Wilde、Dan Whaley、Benjamin Young

F. 勧告候補終了基準

この項は非芏範的です。

この仕様を勧告案に進めるためには、䞋蚘の各機胜の少なくずも2぀の独立した実装がなければなりたせん。各機胜は、異なる補品に実装でき、1぀の補品がすべおの機胜を実装するずいう芁件はありたせん。

機胜

終了基準を評䟡する目的で、䞋蚘を機胜ずみたしたす。

特定の機胜の有無によっおその動䜜を倉曎しない゜フトりェアは、勧告候補段階を終了する目的でその機胜を実装しおいるずはみなされたせん。

G. 旧バヌゞョンからの倉曎

この項は非芏範的です。

G.1 2017幎1月17日の勧告案からの倉曎

重芁な倉曎はない。

G.2 2016幎11月22日の勧告候補からの倉曎

G.3 2016幎9月06日の勧告候補からの倉曎

G.4 2016幎7月5日の勧告候補からの倉曎

G.5 2016幎3月31日の草案からの倉曎

2016幎3月31日の草案公開からのこの仕様の重芁な技術的倉曎は、䞋蚘のずおりです。

G.6 オヌプン・アノテヌション草案からの倉曎

オヌプン・アノテヌション・コミュニティ・グルヌプの草案からのこの仕様の重芁な技術的倉曎は、䞋蚘のずおりです。

H. 参考文献

H.1 芏範的な参考文献

[CSS3-selectors]
Selectors Level 3. Tantek Celik; Elika Etemad; Daniel Glazman; Ian Hickson; Peter Linss; John Williams et al. W3C. 29 September 2011. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/css3-selectors/
[DOM-Level-3-XPath]
Document Object Model (DOM) Level 3 XPath Specification. Ray Whitmer. W3C. 26 February 2004. W3C Note. URL: https://www.w3.org/TR/DOM-Level-3-XPath/
[JSON-LD]
JSON-LD 1.0. Manu Sporny; Gregg Kellogg; Markus Lanthaler. W3C. 16 January 2014. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/json-ld/
[RFC2119]
Key words for use in RFCs to Indicate Requirement Levels. S. Bradner. IETF. March 1997. Best Current Practice. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc2119
[SVG11]
Scalable Vector Graphics (SVG) 1.1 (Second Edition). Erik Dahlstrom; Patrick Dengler; Anthony Grasso; Chris Lilley; Cameron McCormack; Doug Schepers; Jonathan Watt; Jon Ferraiolo; Jun Fujisawa; Dean Jackson et al. W3C. 16 August 2011. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/SVG11/
[annotation-protocol]
Web Annotation Protocol. Robert Sanderson. W3C. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/annotation-protocol/
[annotation-vocab]
Web Annotation Vocabulary. Robert Sanderson; Paolo Ciccarese; Benjamin Young. W3C. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/annotation-vocab/
[bcp47]
Tags for Identifying Languages. A. Phillips; M. Davis. IETF. September 2009. IETF Best Current Practice. URL: https://tools.ietf.org/html/bcp47
[cfi]
EPUB Canonical Fragment Identifiers. Peter Sorotokin; Garth Conboy; Brady Duga; John Rivlin; Don Beaver; Kevin Ballard; Alastair Fettes; Daniel Weck. IDPF. Recommended Specification. URL: http://www.idpf.org/epub/linking/cfi/epub-cfi-20140628.html
[charmod]
Character Model for the World Wide Web 1.0: Fundamentals. Martin Durst; Francois Yergeau; Richard Ishida; Misha Wolf; Tex Texin et al. W3C. 15 February 2005. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/charmod/
[fragid-best-practices]
Best Practices for Fragment Identifiers and Media Type Definitions. Jeni Tennison. W3C. 25 October 2012. W3C Last Call Working Draft. URL: https://www.w3.org/TR/fragid-best-practices/
[media-frags]
Media Fragments URI 1.0 (basic). Raphael Troncy; Erik Mannens; Silvia Pfeiffer; Davy Van Deursen. W3C. 25 September 2012. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/media-frags/
[rfc3023]
XML Media Types. M. Murata; S. St. Laurent; D. Kohn. IETF. January 2001. Proposed Standard. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc3023
[rfc3236]
The 'application/xhtml+xml' Media Type. M. Baker; P. Stark. IETF. January 2002. Informational. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc3236
[rfc3778]
The application/pdf Media Type. E. Taft; J. Pravetz; S. Zilles; L. Masinter. IETF. May 2004. Informational. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc3778
[rfc3870]
application/rdf+xml Media Type Registration. A. Swartz. IETF. September 2004. Informational. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc3870
[rfc3987]
Internationalized Resource Identifiers (IRIs). M. Duerst; M. Suignard. IETF. January 2005. Proposed Standard. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc3987
[rfc5147]
URI Fragment Identifiers for the text/plain Media Type. E. Wilde; M. Duerst. IETF. April 2008. Proposed Standard. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc5147
[rfc6086]
Session Initiation Protocol (SIP) INFO Method and Package Framework. C. Holmberg; E. Burger; H. Kaplan. IETF. January 2011. Proposed Standard. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc6086
[rfc6838]
Media Type Specifications and Registration Procedures. N. Freed; J. Klensin; T. Hansen. IETF. January 2013. Best Current Practice. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc6838
[rfc7089]
HTTP Framework for Time-Based Access to Resource States -- Memento. H. Van de Sompel; M. Nelson; R. Sanderson. IETF. December 2013. Informational. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc7089
[rfc7111]
URI Fragment Identifiers for the text/csv Media Type. M. Hausenblas; E. Wilde; J. Tennison. IETF. January 2014. Informational. URL: https://tools.ietf.org/html/rfc7111
[webarch]
Architecture of the World Wide Web, Volume One. Ian Jacobs; Norman Walsh. W3C. 15 December 2004. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/webarch/

H.2 参考情報の参考文献

[html5]
HTML5. Ian Hickson; Robin Berjon; Steve Faulkner; Travis Leithead; Erika Doyle Navara; Theresa O'Connor; Silvia Pfeiffer. W3C. 28 October 2014. W3C Recommendation. URL: https://www.w3.org/TR/html5/
[iana-media-types]
Media Types. IANA (Internet Assigned Numbers Authority). URL: http://www.iana.org/assignments/media-types/
[w3c-language-tags]
Language Tags in HTML and XML. W3C. URL: https://www.w3.org/International/articles/language-tags/