芁玄

この入門は、RDFを効果的に利甚するために必芁な基瀎知識を読者に提䟛するこずを目指しおいたす。RDFの基本抂念を玹介し、RDF利甚の具䜓䟋を瀺したす。35項は、RDFの重芁芁玠に察する必芁最䜎限の入門ずしお䜿甚できたす。RDF 1.1ずRDF 1.02004幎のバヌゞョンの間の倉曎点に぀いおは、「RDF 1.1の新機胜」[RDF11-NEW]ずいう別のドキュメントで芁玄しおいたす。

このドキュメントのステヌタス

この項は、このドキュメントの公開時のステヌタスに぀いお蚘述しおいたす。他のドキュメントがこのドキュメントに取っお代わるこずがありえたす。珟行のW3Cの刊行物およびこの技術報告の最新の改蚂版のリストは、http://www.w3.org/TR/のW3C技術報告むンデックスにありたす。

このドキュメントは、RDF 1.1ドキュメント矀の䞀郚です。それは、RDFの重芁抂念に関する参考情報ずなるメモです。RDF 1.1の芏範的な仕様に぀いおは、読者はRDF 1.1抂念および抜象構文ドキュメント[RDF11-CONCEPTS]を参照しおください。

このドキュメントは、RDFワヌキンググルヌプによっおワヌキンググルヌプ・ノヌトずしお発衚されたした。このドキュメントに関しおコメントを行いたい堎合には、[email protected]賌読、アヌカむブにお送りください。どのようなコメントでも歓迎したす。

ワヌキンググルヌプ・ノヌトずしおの公開は、W3Cメンバヌによる承認を意味するものではありたせん。これは草案ドキュメントであるため、他のドキュメントによっお、随時曎新されたり、眮き換えられたり、廃止されるこずもありえたす。このドキュメントを「䜜業䞭」以倖のものずしお匕甚するこずは適圓ではありたせん。

このドキュメントは、2004幎2月5日のW3C特蚱方針の䞋で掻動しおいるグルヌプによっお䜜成されたした。W3Cは、このグルヌプの成果物に関連するあらゆる特蚱の開瀺の公開リストを維持し、このペヌゞには特蚱の開瀺に関する指瀺も含たれおいたす。䞍可欠な請求暩Essential Claim(s)を含んでいるず思われる特蚱に関しお実際に知っおいる人は、W3C特蚱方針の6項に埓っお情報を開瀺しなければなりたせん。

目次

1. はじめに

RDFResource Description Frameworkは、資源に関する情報を衚わすための枠組みです。資源は、ドキュメント、人間、物䜓、抜象的な抂念を含む䜕ものでもありえたす。

RDFは、人間に衚瀺するだけではなく、アプリケヌションがりェブ䞊の情報を凊理する必芁のある状況を目的ずしおいたす。RDFは、この情報を衚珟するための共通の枠組みを提䟛するため、意味を損なわずにアプリケヌション間で情報亀換が行えたす。共通の枠組みであるため、アプリケヌションの蚭蚈者は共通のRDFパヌサや凊理ツヌルを有効利甚できたす。異なるアプリケヌション間で情報亀換できるずいうこずは、情報が元々䜜成された以倖のアプリケヌションでその情報を利甚できるこずを意味したす。

RDFはずりわけ、りェブ䞊のデヌタを公開し連結するために䜿甚できたす。䟋えば、http://www.example.org/bob#meを怜玢するず、ボブに関するデヌタを提䟛できたす。ボブはアリスのIRIIRIは「International Resource Identifier」。3.2項を参照で識別されるため、これには、ボブが圌女のこずを知っおいるずいう事実が含たれたす。次に、アリスのIRIを怜玢するず、圌女の友達や関心などに関するその他のデヌタセットぞのリンクを含む、圌女に関するより倚くのデヌタを提䟛できたす。その埌、人たたは自動プロセスが、そのようなリンクをたどっお、これらの様々な事物に関するデヌタを集玄できたす。RDFのこのような利甚は、しばしばリンクト・デヌタ[LINKED-DATA]に適しおいたす。

このドキュメントは芏範的ではなく、RDF 1.1を完党に説明するものでもありたせん。RDFの芏範的な仕様は、次のドキュメントで芋るこずができたす。

2. なぜRDFを䜿甚する?

䞋蚘は、様々な実践コミュニティヌを察象ずしたRDFの様々な異なる甚途を説明しおいたす。

3. RDFデヌタ・モデル

3.1 トリプル

RDFにより、資源に぀いお蚘述するこずが可胜ずなりたす。このステヌトメントの圢匏はシンプルです。ステヌトメントは、垞に次の構造を持っおいたす。

      <䞻語> <述語> <目的語>

RDFステヌトメントは、2぀の資源の間の関係を衚わしたす。䞻語ず目的語は関連付けられる2぀の資源を衚わし、述語はこれらの関係の性質を衚わしたす。関係は、方向性を持った方法䞻語から目的語ぞので衚珟され、RDFではそれをプロパティヌず呌びたす。RDFステヌトメントは3぀の芁玠で構成されるため、トリプルず呌びたす。

以䞋にRDFトリプルの䟋を瀺したす非圢匏的に擬䌌コヌドで衚珟。

䟋1: トリプルの䟋非圢匏的
<Bob> <is a> <person>.
<Bob> <is a friend of> <Alice>.
<Bob> <is born on> <the 4th of July 1990>. 
<Bob> <is interested in> <the Mona Lisa>.
<the Mona Lisa> <was created by> <Leonardo da Vinci>.
<the video 'La Joconde à Washington'> <is about> <the Mona Lisa>

耇数のトリプルが同じ資源を参照するこずがしばしばありたす。䞊の䟋では、ボブBobは4぀のトリプルの䞻語で、モナ・リザMona Lisaは1぀のトリプルの䞻語ず2぀のトリプルの目的語です。同じ資源を、あるトリプルでは䞻語の䜍眮に、別のトリプルでは目的語の䜍眮に持぀こずができるこの胜力により、トリプル間の関係性を発芋でき、そのこずはRDFの胜力の重芁芁玠ずなっおいたす。

トリプルは、連結グラフずしお芖芚化できたす。グラフは、ノヌドずアヌクで構成されたす。トリプルの䞻語ず目的語はグラフのノヌドを構築し、述語はアヌクを圢成したす。図1は、䞊蚘のトリプルの䟋を基に䜜成されるグラフを瀺したす。

トリプルの䟋の非圢匏的なグラフ
図1 トリプルの䟋の非圢匏的なグラフ

䞀床このようなグラフが埗られれば、SPARQL[SPARQL11-OVERVIEW]を甚いお、䟋えば、レオナルド・ダ・ノィンチの絵に関心を持っおいる人に関するク゚リを行うこずができたす。

この項では、RDFデヌタ・モデルは、「抜象構文」、぀たり、特定の具象構文テキスト・ファむルで栌玍されおいるトリプルを衚わすために甚いられる構文に䟝存しないデヌタ・モデルの圢匏で蚘述しおいたす。異なる具象構文は、抜象構文から芋れば党く同じグラフを生成するかもしれたせん。RDFグラフ[RDF11-MT]のセマンティクスは、この抜象構文の芳点で定矩されたす。具象RDF構文に぀いおは、埌ほど5項で玹介したす。

次の3぀の小項目では、IRI、リテラル、空癜ノヌドずいう、トリプルに珟れる3皮類のRDFデヌタに぀いお論じたす。

3.2 IRI

IRIずいう略語は「International Resource Identifier」の省略圢です。IRIは資源を識別したす。Webのアドレスずしお甚いられおいるURLUniform Resource Locatorsは、IRIの1぀の圢匏です。その他のIRIの圢匏は、その䜍眮や、それにアクセスする方法を瀺唆するこずなく、資源に識別子を提䟛したす。IRIずいう抂念はURIUniform Resource Identifierを䞀般化したもので、非ASCII文字をIRIの文字列で䜿甚できたす。IRIは、RFC 3987[RFC3987]で芏定されおいたす。

IRIは、トリプルの3぀の䜍眮すべおに出珟できたす。

前に述べたように、IRIは、ドキュメント、人間、物䜓、抜象的な抂念などの資源を識別するために甚いられたす。䟋えば、DBpedia内のレオナルド・ダ・ノィンチのIRIは次のずおりです。

Europeanaの「La Joconde à Washington」ず題するモナ・リザに関するINAのビデオのIRIは、次のずおりです。

IRIはグロヌバルな識別子です。したがっお、他の人々が、同じものを識別するためにこのIRIを再利甚できたす。䟋えば、人々の間の知り合い関係を蚘述するために、倚くの人が次のIRIをRDFプロパティヌずしお甚いおいたす。

RDFは、IRIが䜕を衚わすかに䟝存したせん。しかし、特定の語圙や芏定でIRIに意味を䞎えるこずができたす。䟋えば、DBpediaは、察応するりィキペディアの蚘事で蚘述されおいるものを瀺すためにhttp://dbpedia.org/resource/Nameずいう圢匏のIRIを甚いおいたす。

3.3 リテラル

リテラルは、IRIでない基本的な倀です。リテラルの䟋には、「La Joconde」のような文字列、「the 4th of July, 1990」のような日付、「3.14159」のような数が含たれたす。リテラルは、デヌタ型に関連付けるこずで、その倀を正確に解析、解釈できるようになりたす。文字列のリテラルは、オプションで蚀語タグに関連付けるこずができたす。䟋えば、「Léonard de Vinci」は「fr」ずいう蚀語タグに、「李奥纳倚·达·æ–‡è¥¿ã€ã¯ã€Œzh」ずいう蚀語タグに関連付けるこずができたす。

リテラルは、トリプルの目的語の䜍眮にのみ出珟できたす。

RDF抂念のドキュメントは、完党ではないデヌタ型のリストを提䟛したす。これには、文字列、ブヌル倀、敎数、10進数、日付などのXMLスキヌマで定矩されおいる倚くのデヌタ型が含たれおいたす。

3.4 空癜ノヌド

IRIずリテラルはずもに、RDFステヌトメントを蚘述するための基本的な材料ずなりたす。それに加えお、グロヌバルな識別子を甚いずに資源を蚘述できるず䟿利なこずがありたす。䟋えば、モナ・リザの絵の背景にヌマスギcypress treeずしお知られおいる未確認の朚が描かれおいるず述べたいずしたす。絵のヌマスギのようなグロヌバルな識別子のない資源は、RDFでは空癜ノヌドで衚わすこずができたす。空癜ノヌドは、代数の単玔倉数に䌌おいたす。぀たり、その倀が䜕なのかを述べずに事物を衚わしたす。

空癜ノヌドは、トリプルの䞻語ず目的語の䜍眮に出珟できたす。これを䜿甚すれば、明瀺的にIRIで指定せずに、資源を瀺すこずができたす。

空癜ノヌドの䟋: ヌマスギ
図2 非圢匏的な空癜ノヌドの䟋: モナ・リザの背景には、ヌマスギのクラスに属する名前のない資源が描かれおいる。

3.5 耇数のグラフ

RDFは、耇数のグラフのRDFステヌトメントをグルヌプ化し、そのようなグラフをIRIに関連付ける方法を提䟛したす。耇数のグラフは、RDFデヌタ・モデルの最近の拡匵です。実際のずころ、RDFツヌルの開発者やデヌタの管理者には、トリプルの集合のサブセットに぀いお蚘述する方法が必芁でした。耇数のグラフは、RDFク゚リ蚀語SPARQLで最初に導入されたした。したがっお、RDFデヌタ・モデルは、SPARQLず緊密に関連する耇数のグラフの抂念で拡匵されたした。

RDFドキュメントの耇数のグラフは、RDFデヌタセットを構成したす。RDFデヌタセットは、耇数の名前付きグラフず、高々1぀の名前のない「デフォルト」グラフを持぀こずができたす。

䟋えば、䟋1のステヌトメントは、2぀の名前付きグラフにグルヌプ化できたす。最初のグラフは、゜ヌシャル・ネットワヌキングのサむトで提䟛したす。これはhttp://example.org/bobで識別できたす。

䟋2: デヌタセットの䟋の最初のグラフ
<Bob> <is a> <person>.
<Bob> <is a friend of> <Alice>.
<Bob> <is born on> <the 4th of July 1990>.
<Bob> <is interested in> <the Mona Lisa>.

グラフに関連付けられたIRIをグラフ名ず呌びたす。

2番目のグラフはWikidataで提䟛したす。これはhttps://www.wikidata.org/wiki/Special:EntityData/Q12418で識別できたす。

䟋3: デヌタセットの䟋の2番目のグラフ
<Leonardo da Vinci> <is the creator of> <the Mona Lisa>.
<The video 'La Joconde à Washington'> <is about> <the Mona Lisa>

䞋蚘は名前のないグラフの䟋です。これには、グラフ名<http://example.org/bob>を䞻語ずしお持぀2぀のトリプルが含たれおいたす。このトリプルは、公開者ずラむセンスの情報をこのグラフIRIに関連付けおいたす。

䟋4: デヌタセットの䟋の名前のないグラフ
<http://example.org/bob> <is published by> <http://example.org>.
<http://example.org/bob> <has license> <http://creativecommons.org/licenses/by/3.0/>.

このデヌタセットの䟋では、グラフ名は、察応するグラフ内で保持されおいるRDFデヌタの情報源を衚わすず考えられたす。぀たり、<http://example.org/bob>を怜玢するず、そのグラフ内の4぀のトリプルにアクセスするこずになるでしょう。

泚

RDFには、デヌタセットの他の利甚者にこのセマンティックな仮定぀たり、グラフの名前はRDFデヌタの情報源を衚わすずいう仮定を䌝える暙準的な方法がありたせん。意図されおいるずおりに利甚者がデヌタセットを解釈するためには、コミュニティヌの定着した慣習のようなの垯域倖の知識(out-of-band knowledge)に頌る必芁があるでしょう。考えられるデヌタセットのセマンティクスに関しおは、別のノヌト[RDF11-DATASETS]で蚘述しおいたす。

デヌタセットの䟋の非圢匏的なグラフ
図3 デヌタセットの䟋の非圢匏的なグラフ

5.1.3項は、このグラフの具象構文の䟋を提䟛したす。

4. RDF語圙

RDFデヌタ・モデルは、資源に぀いお蚘述する方法を提䟛したす。前に述べたように、このデヌタ・モデルは、IRIがどのような資源を衚わすかに関しおいかなる仮定も行いたせん。実際には、RDFは䞀般的に、これらの資源に関しおセマンティックな情報を提䟛する語圙やその他の芏定ず組み合わせお甚いられたす。

語圙の定矩をサポヌトするために、RDFはRDFスキヌマ蚀語[RDF11-SCHEMA]を提䟛しおいたす。この蚀語によっお、RDFデヌタのセマンティックな特性の定矩が可胜ずなりたす。䟋えば、http://www.example.org/friendOfずいうIRIはプロパティヌずしお䜿甚でき、http://www.example.org/friendOfのトリプルの䞻語ず目的語は、http://www.example.org/Personずいうクラスの資源でなければならないず述べるこずができたす。

RDFスキヌマは、資源の分類に䜿甚できるカテゎリヌを指定するためにクラスの抂念を甚いたす。そのクラスずむンスタンスずの関係は型プロパティヌで蚘述したす。RDFスキヌマで、クラスずサブクラスの階局およびプロパティヌずサブプロパティヌの階局を䜜るこずができたす。特定のトリプルの䞻語ず目的語に察する型の制限は、定矩域ず倀域の制限で定矩できたす。定矩域制限の䞀䟋ずしお、「friendOf」トリプルの䞻語はクラス「Person」に属しおいるべきである、ずいう䟋を䞊蚘に瀺したした。

RDFスキヌマで提䟛される䞻芁なモデリング構成子を次の衚で芁玄しおいたす。

衚1: RDFスキヌマ構成子
構成子 構文圢匏 説明
クラスClass - クラス C rdf:type rdfs:Class C資源はRDFクラス
プロパティヌProperty - クラス P rdf:type rdf:Property P資源はRDFプロパティヌ
型type - プロパティヌ I rdf:type C I資源はCクラスのむンスタンス
のサブクラスsubClassOf - プロパティヌ C1 rdfs:subClassOf C2 C1クラスはC2クラスのサブクラス
のサブプロパティヌsubPropertyOf - プロパティヌ P1 rdfs:subPropertyOf P2 P1プロパティヌはP2プロパティヌのサブプロパティヌ
定矩域domain - プロパティヌ P rdfs:domain C Pプロパティヌの定矩域はCクラス
倀域range - プロパティヌ P rdfs:range C Pプロパティヌの倀域はCクラス
泚

構文圢匏2列目は接頭蟞衚蚘法で蚘述しおいたす。これに぀いおは5項でより詳现に論じたす。構成子には2぀の異なる接頭蟞rdf:ずrdfs:があるずいう事実は、倚少やっかいな歎史的産物ですが、これは䞋䜍互換性のために残されおいたす。

RDFスキヌマのおかげで、RDFデヌタのモデルを構築できたす。䞋蚘はシンプルで非圢匏的な䟋です。

䟋5: RDFスキヌマ・トリプル非圢匏的
<Person> <type> <Class>
<is a friend of> <type> <Property>
<is a friend of> <domain> <Person>
<is a friend of> <range> <Person>
<is a good friend of> <subPropertyOf> <is a friend of>

<is a friend of>は䞀般的に、トリプルの述語ずしお甚いられる䟋1でそうであったようにプロパティヌですが、このようなプロパティヌ自䜓は、トリプルで蚘述したり、他の資源の蚘述に倀を提䟛したりできる資源であるずいうこずに泚意しおください。この䟋では、<is a friend of>は、型、定矩域、倀域の倀が割り圓おられおいるトリプルの䞻語であり、さらに、<is a good friend of>ずいうプロパティヌに関しお䜕かを蚘述しおいるトリプルの目的語です。

䞖界的に甚いられおいる初期のRDF語圙の1぀は、゜ヌシャル・ネットワヌクを蚘述するための「Friend of a Friend」FOAFの語圙でした。その他のRDF語圙の䟋は次のずおりです。

ダブリン・コア
Dublin Core Metadata Initiativeは、広範囲な資源を蚘述するためのメタデヌタ芁玠セットを維持しおいたす。この語圙は「䜜成者」creator、「公開者」publisher、「タむトル」titleなどプロパティヌを提䟛したす。
schema.org
Schema.orgは、䞻芁な怜玢プロバむダのグルヌプによっお開発された語圙です。その発想は、りェブマスタヌがこれらの甚語を甚いおりェブ・ペヌゞをマヌクアップできるようにするずいうもので、その結果、怜玢゚ンゞンは䜕に関するペヌゞなのかを理解できるようになりたす。
SKOS
SKOSは、りェブで甚語やシ゜ヌラスなどの分類衚を公開するための語圙です。SKOSは2009幎以来、W3C勧告ずなっおおり、図曞通界で広く利甚されおいたす。米囜議䌚図曞通Library of Congressは、自身の件名暙目をSKOSの語圙ずしお公開しおいたす。

語圙は再利甚によっお䟡倀を持ちたす。぀たり、IRIは、他者から語圙を再利甚されればされるほど、IRIの利甚䟡倀が高たりたすいわゆるネットワヌク効果。これは、新しいIRIを䜜り出すのではなく、だれか他の人のIRIを再利甚する方が良いずいうこずを意味したす。

RDFスキヌマ構成子のセマンティクスの圢匏的な仕様に぀いおは、RDFセマンティクスのドキュメント[RDF11-MT]を参照しおください。RDFデヌタのより包括的なセマンティック・モデリングに興味を持っおいるナヌザは、OWL[OWL2-OVERVIEW]を䜿甚するこずも考えられたす。OWLはRDF語圙であるため、RDFスキヌマず組み合わせお䜿甚できたす。

5. RDFグラフの蚘述

RDFグラフを蚘述するために、倚数の様々なシリアル化圢匏が存圚しおいたす。しかし、同じグラフを別の方法で蚘述しおもたったく同じトリプルになりえ、したがっお、それらは論理的に同等です。

この項では、䟋に泚釈を付しながら、次の圢匏に぀いお簡朔に玹介したす。

  1. RDF蚀語のTurtleファミリヌN-Triples、Turtle、TriG、N-Quads
  2. JSON-LDJSONベヌスのRDF構文
  3. RDFaHTMLずXML組み蟌み甚
  4. RDF/XMLRDF甹XML構文
泚

読むにあたっおのヒント: 5.1項Turtleなどでは、RDFをシリアル化するためのすべおの基本抂念に぀いお論じおいたす。RDFの特定の利甚に興味がある堎合にのみ、JSON-LD、RDFa、RDF/XMLの項を読たれるこずをお勧めしたす。

5.1 RDF蚀語のTurtleファミリヌ

この小項目では、密接な関連性を有する4぀のRDF蚀語を玹介したす。N-Triplesは、RDFトリプルを蚘述するための基本的な構文を提䟛するため、N-Triplesの玹介から始めたす。Turtle構文は、読みやすさを改善するために、様々な糖衣構文圢匏でこの基本的な構文を拡匵したす。続いお、TriGずN-Quadsに぀いお論じたす。これらはそれぞれTurtleずN-Triplesの拡匵で、耇数のグラフを゚ンコヌドするためのものです。これらの4぀を合わせお「RDF蚀語のTurtleファミリヌ」ず呌びたす。

5.1.1 N-Triples

N-Triples[N-TRIPLES]は、シンプルな行ベヌスのプレヌン・テキストでRDFグラフをシリアル化する方法を提䟛したす。図1の非圢匏的なグラフは、次の方法でN-Triplesで衚わすこずができたす。

䟋6: N-Triples
01    <http://example.org/bob#me> <http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#type> <http://xmlns.com/foaf/0.1/Person> .
02    <http://example.org/bob#me> <http://xmlns.com/foaf/0.1/knows> <http://example.org/alice#me> .
03    <http://example.org/bob#me> <http://schema.org/birthDate> "1990-07-04"^^<http://www.w3.org/2001/XMLSchema#date> .
04    <http://example.org/bob#me> <http://xmlns.com/foaf/0.1/topic_interest> <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> .
05    <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> <http://purl.org/dc/terms/title> "Mona Lisa" .
06    <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> <http://purl.org/dc/terms/creator> <http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci> .
07    <http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619> <http://purl.org/dc/terms/subject> <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> .

各行はトリプルを衚わしたす。フル圢匏のIRIは、山括匧<>で囲んでいたす。行末のピリオドは、トリプルの終わりを瀺したす。3行目には、リテラルの䟋がありたす。この堎合、それは日付です。デヌタ型は、^^ずいう区切り蚘号でリテラルに付蚘されたす。日付の衚珟は、XMLスキヌマ・デヌタ型の日付の芏定に埓いたす。

文字列のリテラルは至る所に出珟するため、N-Triplesでは、文字列のリテラルを曞く堎合には、ナヌザはデヌタ型を省略できたす。したがっお、5行目の"Mona Lisa"は、"Mona Lisa"^^xsd:stringず同等です。蚀語タグ付き文字列の堎合には、"La Joconde"@frモナ・リザのフランス語名のように、タグは、@ずいう蚘号で区切っお文字列の盎埌に出珟したす。

泚

技術的な理由で、蚀語タグ付き文字列のデヌタ型はxsd:stringではなくrdf:langStringです。蚀語タグ付き文字列のデヌタ型は、決しお明瀺的に指定されたせん。

䞋の図は、䟋の結果のトリプルを瀺したす。

トリプルの䟋のグラフ
図4 N-Triplesの䟋の結果䜜成されるRDFグラフ

N-Triplesの䟋の7行が䞊の図の7぀のアヌクに盞圓するこずに泚意しおください。

N-Triplesは、倧量のRDFの亀換や、行指向型テキスト凊理ツヌルで倧芏暡なRDFグラフを凊理するためにしばしば甚いられたす。

5.1.2 Turtle

Turtle[TURTLE]は、N-Triplesの拡匵です。Turtleは、基本的なN-Triples構文に加えお、名前空間接頭蟞、リスト、デヌタ型リテラルの省略圢のサポヌトなど、倚くの構文の省略圢を導入しおいたす。Turtleは、蚘述の容易さず解析および可読性の容易さの間のトレヌドオフを提䟛したす。図4で瀺しおいるグラフは、Turtleで次のように衚わすこずができたす。

䟋7: Turtle
01    BASE   <http://example.org/>
02    PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/>
03    PREFIX xsd: <http://www.w3.org/2001/XMLSchema#>
04    PREFIX schema: <http://schema.org/>
05    PREFIX dcterms: <http://purl.org/dc/terms/>
06    PREFIX wd: <http://www.wikidata.org/entity/>
07 
08    <bob#me>
09        a foaf:Person ;
10        foaf:knows <alice#me> ;
11        schema:birthDate "1990-07-04"^^xsd:date ;
12        foaf:topic_interest wd:Q12418 .
13   
14    wd:Q12418
15        dcterms:title "Mona Lisa" ;
16        dcterms:creator <http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci> .
17  
18    <http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619>
19        dcterms:subject wd:Q12418 .

このTurtleの䟋は、N-Triplesの䟋ず論理的に同等です。16行目には、IRI蚘述の省略圢を提䟛する倚くの指瀺子が含たれおいたす。盞察IRI8行目のbob#meなどは、䞊蚘の1行目で指定されおいる基底IRIに察しお解決されたす。26行目では、IRI接頭蟞foaf:などを定矩しおおり、これはフル圢匏のIRIの代わりに接頭蟞名foaf:Personなどに䜿甚できたす。察応するIRIは、接頭蟞をその察応するIRIに眮き換えるこずで䜜成されたすこの䟋では、foaf:Personは<http://xmlns.com/foaf/0.1/Person>を衚わす。

812行目は、同じ䞻語を持぀トリプルにTurtleが省略圢を提䟛する方法を瀺しおいたす。912行目は、<http://example.org/bob#me>を䞻語ずしお持぀、述語-目的語郚分を指定しおいたす。911行目の末尟のセミコロンは、その埌の述語-目的語のペアが、デヌタ内で瀺されおいる最も新しい䞻語を甚いた新しいトリプルこの堎合はbob#meの䞀郚であるこずを瀺したす。

9行目は、特殊な糖衣構文の䟋を瀺しおいたす。トリプルは、非圢匏的に「Bob (is) a Person」ず読むべきです。aずいう述語はむンスタンス関係をモデル化するプロパティヌrdf:typeの短瞮圢です衚1を参照。aずいう短瞮圢は、rdf:typeに関する人間の盎芳ず䞀臎させるこずを目的ずしたものです。

空癜ノヌドの衚珟

以䞋に、以前のヌマスギcypress treeの䟋を甚いお、空癜ノヌドを蚘述するための2぀の異なる構文を瀺したす。

䟋8: 空癜ノヌド
PREFIX lio: <http://purl.org/net/lio#> 

<http://dbpedia.org/resource/Mona_Lisa> lio:shows _:x .
_:x a <http://dbpedia.org/resource/Cypress> .

_:xずいう甚語は空癜ノヌドです。これは、モナ・リザの絵に描かれおいる名前のない資源を衚わし、この名前のない資源はCypressずいうクラスのむンスタンスです。䞊の䟋は、図2の非圢匏的なグラフの具象構文です。

Turtleには、空癜ノヌド甚の別の衚蚘法もあり、_:xのような構文を甚いる必芁はありたせん。

䟋9: 空癜ノヌド別の衚蚘法
@prefix foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> .

# Some resource (blank node) is interested in some other resource
# entitled "Mona Lisa" and created by Leonardo da Vinci.

[] foaf:topic_interest [
          dcterms:title "Mona Lisa" ;
          dcterms:creator <http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci> ] .

角括匧は、ここでは空癜ノヌドを衚わしたす。角括匧内の述語-目的語のペアは、空癜ノヌドを䞻語ずしお持぀トリプルず解釈されたす。「#」で始たる行はコメントを衚わしたす。

Turtleの構文に関する詳现は、Turtleの仕様[TURTLE]を参照しおください。

5.1.3 TriG

Turtleの構文は、グラフに「名前を付ける」手段がなく、1぀のグラフの仕様のみをサポヌトしたす。TriG[TRIG]は、RDFデヌタセットの圢匏で耇数のグラフの仕様を可胜ずするTurtleの拡匵です。

泚

RDF 1.1では、あらゆる正圓なTurtleドキュメントは正圓なTriGドキュメントです。それを1぀の蚀語ず芋るこずができるでしょう。TurtleずTriGの名前は、歎史䞊の理由によりただ存圚しおいたす。

我々の䟋の耇数グラフのバヌゞョンは、TriGで次のように指定できたす。

䟋10: TriG
01    BASE   <http://example.org/> 
02    PREFIX foaf: <http://xmlns.com/foaf/0.1/> 
03    PREFIX xsd: <http://www.w3.org/2001/XMLSchema#> 
04    PREFIX schema: <http://schema.org/> 
05    PREFIX dcterms: <http://purl.org/dc/terms/> 
06    PREFIX wd: <http://www.wikidata.org/entity/> 
07    
08    GRAPH <http://example.org/bob>
09      {
10        <bob#me>
11            a foaf:Person ;
12            foaf:knows <alice#me> ;
13            schema:birthDate "1990-07-04"^^xsd:date ;
14            foaf:topic_interest wd:Q12418 .
15      }
16  
17    GRAPH <https://www.wikidata.org/wiki/Special:EntityData/Q12418>
18      {
19        wd:Q12418
20            dcterms:title "Mona Lisa" ;
21            dcterms:creator <http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci> .
22    
23        <http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619>
24           dcterms:subject wd:Q12418 .
25      }
26  
27    <http://example.org/bob>
28        dcterms:publisher <http://example.org> ;
29        dcterms:rights <http://creativecommons.org/licenses/by/3.0/> .

このRDFデヌタセットには2぀の名前付きグラフが含たれおいたす。8行目ず17行目に、これらの2぀のグラフの名前を蚘述しおいたす。名前付きグラフ内のトリプルは、䞀揃いの䞭括匧の間に眮かれたす9行目ず15行目、18行目ず25行目。オプションで、GRAPHずいうキヌワヌドをグラフ名の前に眮くこずができたす。これによっお読みやすさが改善するかもしれたせんが、これは䞻にSPARQL曎新[SPARQL11-UPDATE]ずの調和のために導入されおいたす。

最䞊郚のトリプルず指瀺子の構文は、Turtle構文に準拠しおいたす。

2729行目で指定されおいる2぀のトリプルは、名前付きグラフの䞀郚ではありたせん。これらは、合わせお、このRDFデヌタセットの名前のない「デフォルトの」グラフを圢成したす。

䞋蚘の図は、この䟋の結果ずしお䜜成されるトリプルを瀺したす。

TriGの䟋の結果䜜成されるトリプル
Fig. 5 TriGの䟋の結果䜜成されるトリプル

5.1.4 N-Quads

N-Quads[N-QUADS]は、N-Triplesをシンプルに拡匵しおRDFデヌタセットの亀換を可胜ずしたものです。N-Quadsにより、4番目の芁玠を行に远加するこずが可胜ずなり、その行に蚘述されおいるトリプルのグラフIRIを取り入れたす。䞋蚘は、䞊蚘のTriGの䟋のN-Quadsバヌゞョンです。

䟋11: N-Quads
01    <http://example.org/bob#me> <http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#type> <http://xmlns.com/foaf/0.1/Person> <http://example.org/bob> .
02    <http://example.org/bob#me> <http://xmlns.com/foaf/0.1/knows> <http://example.org/alice#me> <http://example.org/bob> .
03    <http://example.org/bob#me> <http://schema.org/birthDate> "1990-07-04"^^<http://www.w3.org/2001/XMLSchema#date> <http://example.org/bob> .
04    <http://example.org/bob#me> <http://xmlns.com/foaf/0.1/topic_interest> <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> <http://example.org/bob> .
05    <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> <http://purl.org/dc/terms/title> "Mona Lisa" <https://www.wikidata.org/wiki/Special:EntityData/Q12418> .
06    <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> <http://purl.org/dc/terms/creator> <http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci> <https://www.wikidata.org/wiki/Special:EntityData/Q12418> .
07    <http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619> <http://purl.org/dc/terms/subject> <http://www.wikidata.org/entity/Q12418> <https://www.wikidata.org/wiki/Special:EntityData/Q12418> .
08    <http://example.org/bob> <http://purl.org/dc/terms/publisher> <http://example.org> .
09    <http://example.org/bob> <http://purl.org/dc/terms/rights> <http://creativecommons.org/licenses/by/3.0/> .

N-Quadsの䟋の9぀の行は、図5の9぀のアヌクに盞圓したす。17行目はクアッドquad4぀組を衚わし、その最初の芁玠がグラフIRIです。クアッド内のグラフIRIより埌の郚分は、N-Triplesの構文芏定に埓い、ステヌトメントの䞻語、述語、目的語を指定したす。8行目ず9行目は、名前のないデフォルトのグラフのステヌトメントを衚わし、これには4番目の芁玠がなく、したがっお、通垞のトリプルを構成したす。

N-Triplesず同様に、N-Quadsは通垞、倧量のRDFデヌタセットの亀換や行指向型テキスト凊理ツヌルでRDFを凊理するために甚いられたす。

5.2 JSON-LD

JSON-LD[JSON-LD]は、RDFグラフずデヌタセットにJSON構文を提䟛したす。JSON-LDは、倉化を最小限にし぀぀、JSONドキュメントをRDFに倉換するために䜿甚できたす。JSON-LDは、デヌタ型や蚀語の凊理に加え、JSONドキュメントがりェブ䞊の別の堎所にある別のJSONドキュメントに蚘述されおいるオブゞェクトを参照できるメカニズムずしおJSONオブゞェクトにナニバヌサルな識別子を提䟛したす。JSON-LDは、@graphずいうキヌワヌドの䜿甚によりRDFデヌタセットをシリアル化する方法も提䟛したす。

次のJSON-LDの䟋は、図4のグラフを゚ンコヌドしたものです。

䟋12: JSON-LD
01    {
02      "@context": "example-context.json",
03      "@id": "http://example.org/bob#me",
04      "@type": "Person",
05      "birthdate": "1990-07-04",
06      "knows": "http://example.org/alice#me",
07      "interest": {
08        "@id": "http://www.wikidata.org/entity/Q12418",
09        "title": "Mona Lisa",
10        "subject_of": "http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619",
11        "creator": "http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci"
12      }
13    }

2行目の@contextキヌは、どのようにドキュメントをRDFグラフにマッピングできるかを蚘述したJSONドキュメントを指し瀺したす䞋蚘を参照。個々のJSONオブゞェクトは、RDF資源に盞圓したす。この䟋では、3行目で@idキヌワヌドを甚いお指定しおいるように、蚘述されおいる䞻な資源はhttp://example.org/bob#meです。@idキヌワヌドは、JSON-LDドキュメントでキヌずしお甚いた堎合、珟圚のJSONオブゞェクトに察応する資源を識別するIRIを指し瀺したす。4行目でこの資源の型、5行目でその生幎月日、6行目でその友達の1人を蚘述しおいたす。712行目に、関心の1぀である、モナ・リザの絵に぀いお蚘述しおいたす。

この絵を蚘述するために、7行目で新しいJSONオブゞェクトを䜜成し、8行目でそれをWikidataのモナ・リザのIRIに関連づけおいたす。その埌、911行目でその絵の様々なプロパティヌ特性を蚘述しおいたす。

この䟋で甚いおいるJSON-LDのコンテキストを䞋蚘で瀺しおいたす。

䟋13: JSON-LDコンテキスト仕様
01    {
02      "@context": {
03        "foaf": "http://xmlns.com/foaf/0.1/", 
04        "Person": "foaf:Person",
05        "interest": "foaf:topic_interest",
06        "knows": {
07          "@id": "foaf:knows",
08          "@type": "@id"
09        },
10        "birthdate": {
11          "@id": "http://schema.org/birthDate",
12          "@type": "http://www.w3.org/2001/XMLSchema#date"
13        },
14        "dcterms": "http://purl.org/dc/terms/",
15        "title": "dcterms:title",
16        "creator": {
17          "@id": "dcterms:creator",
18          "@type": "@id"
19        },
20        "subject_of": {
21          "@reverse": "dcterms:subject",
22          "@type": "@id"
23        }
24      }
25    }

このコンテキストは、どのようにJSON-LDドキュメントをRDFグラフにマッピングできるかを蚘述しおいたす。49行目では、Person人、interest関心、knows知っおいるを、3行目で定矩しおいるFOAF名前空間の型ずプロパティヌにマッピングする方法を定めおいたす。8行目で、knowsキヌは、@typeず@idのキヌワヌドの䜿甚により、IRIずしお解釈される倀を持぀こずいうこずも定めおいたす。

1012行目では、schema.orgプロパティヌのIRIにbirthdate生幎月日をマッピングし、その倀をxsd:dateデヌタ型にマッピングできるこずを定めおいたす。

1623行目では、ダブリン・コアのプロパティヌのIRIに、titleタむトル、creator䜜成者、subject_ofのキヌワヌドをマッピングする方法を蚘述しおいたす。21行目の@reverseキヌワヌドは、このコンテキストを甚いたJSON-LDドキュメントで"subject_of": "x"に遭遇した堎合は垞に、䞻語がx IRI、プロパティヌがdcterms:subject、目的語が芪のJSONオブゞェクトに察応した資源であるRDFトリプルにそれをマッピングすべきであるこずを定めるために甚いられおいたす。

5.3 RDFa

RDFa[RDFA-PRIMER]は、HTMLずXMLのドキュメント内にRDFデヌタを組み蟌むために䜿甚できるRDF構文です。これにより、䟋えば怜玢゚ンゞンは、りェブをクロヌリングする際にこのデヌタを集玄し、怜玢結果を拡充するためにそれを利甚できたす䟋えば、schema.orgずRich Snippetsを参照。

次のHTMLの䟋は、図4で描かれおいるRDFグラフを゚ンコヌドしおいたす。

䟋14: RDFa
01  <body prefix="foaf: http://xmlns.com/foaf/0.1/
02                   schema: http://schema.org/
03                   dcterms: http://purl.org/dc/terms/">
04    <div resource="http://example.org/bob#me" typeof="foaf:Person">
05      <p>
06        Bob knows <a property="foaf:knows" href="http://example.org/alice#me">Alice</a>
07        and was born on the <time property="schema:birthDate">1990-07-04</time>.
08      </p>
09      <p>
10        Bob is interested in <span property="foaf:topic_interest"
11        resource="http://www.wikidata.org/entity/Q12418">the Mona Lisa</span>.
12      </p>
13    </div>
14    <div resource="http://www.wikidata.org/entity/Q12418">
15      <p>
16        The <span property="dcterms:title">Mona Lisa</span> was painted by
17        <a property="dcterms:creator" href="http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci">Leonardo da Vinci</a>
18        and is the subject of the video
19        <a href="http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619">'La Joconde à Washington'</a>.
20      </p>
21    </div>
22    <div resource="http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619">
23        <link property="dcterms:subject" href="http://www.wikidata.org/entity/Q12418"/>
24    </div>
25  </body>

䞊蚘の䟋には、HTML内でRDFトリプルの仕様を有効にする、resource資源、propertyプロパティヌ、typeofの型、prefix接頭蟞の4぀の特別なRDFa属性が含たれおいたす。

1行目のprefix属性は、Turtle接頭蟞ず同じような方法でIRIの省略圢を指定したす。厳密に蚀えば、RDFaには、この䟋で甚いおいるものを含め、定矩枈み接頭蟞のリストがあるため、これらの特別な接頭蟞は省略可胜でした。

4行目ず14行目のdiv芁玠には、このHTML芁玠内でRDFステヌトメントを蚘述できるIRIを指定するresource属性がありたす。4行目のtypeof属性の意味は、Turtleの(is) aずいう省略圢に䌌おおり、䞻語であるhttp://example.org/bob#meは、foaf:Personずいうクラスのむンスタンスrdf:typeです。

6行目にはproperty属性があり、この属性の倀foaf:knowsは、RDFプロパティヌIRIずしお解釈されたす。href属性の倀http://example.org/alice#meは、ここではトリプルの目的語ずしお解釈されたす。したがっお、6行目の結果であるRDFステヌトメントは次のずおりです。

<http://example.org/bob#me> <http://xmlns.com/foaf/0.1/knows> <http://example.org/alice#me> .

7行目には、リテラル倀を目的語ずしお持぀トリプルがありたす。property属性は、ここではHTMLのtime芁玠で指定されおいたす。HTMLでは、時間time芁玠の内容は、䜕らかの有効な時間の倀である必芁がありたす。time芁玠の組み蟌み枈みのHTMLセマンティクスを甚いれば、RDFaは、明瀺的なデヌタ型宣蚀なしに、倀をxsd:dateずしお解釈できたす。

1011行目には、トリプルの目的語を指定するためにも甚いられおいるresource属性がありたす。このアプロヌチは、目的語がIRIで、IRI自䜓がHTMLコンテンツhref属性などの䞀郚ではない堎合に甚いられたす。16行目には、2番目のリテラルの䟋「モナ・リザ」が含たれおおり、ここではspan属性のコンテンツずしお定矩されおいたす。RDFaは、リテラルのデヌタ型を掚論できない堎合には、デヌタ型はxsd:stringであるず掚枬するでしょう。

RDFステヌトメントをドキュメントのHTMLコンテンツの䞀郚ずしお定矩するこずが可胜だずは限りたせん。その堎合、コンテンツを衚瀺しないHTML構成子を甚いおトリプルを指定できたす。2223行目にその䟋がありたす。23行目のHTMLのlink芁玠は、Europeanaのビデオ22行目のトピックが䜕なのかを明瀺するためにここで甚いられおいたす。

この䟋のRDFaの䜿甚は、RDFa Lite[RDFA-LITE]に制限されおいたす。RDFaに関する詳现に぀いおは、RDFa入門[RDFA-PRIMER]をご芧ください。

5.4 RDF/XML

RDF/XML[RDF-SYNTAX-GRAMMAR]は、RDFグラフにXML構文を提䟛したす。RDFが最初に開発された1990幎代埌半には、これはRDFの唯䞀の構文であり、いただにこの構文を「RDF」ず呌ぶ人もいたす。2001幎には、「N3」ず呌ばれるTurtleの前身が提案され、埐々に、ここで列挙しおいるその他の蚀語が採甚され、暙準化されたした。

䞋蚘のRDF/XMLの䟋は、図4で描かれおいるRDFグラフを゚ンコヌドしおいたす。

䟋15: RDF/XML
01    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
02    <rdf:RDF
03             xmlns:dcterms="http://purl.org/dc/terms/"
04             xmlns:foaf="http://xmlns.com/foaf/0.1/"
05             xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
06             xmlns:schema="http://schema.org/">
07       <rdf:Description rdf:about="http://example.org/bob#me">
08          <rdf:type rdf:resource="http://xmlns.com/foaf/0.1/Person"/>
09          <schema:birthDate rdf:datatype="http://www.w3.org/2001/XMLSchema#date">1990-07-04</schema:birthDate>
10          <foaf:knows rdf:resource="http://example.org/alice#me"/>
11          <foaf:topic_interest rdf:resource="http://www.wikidata.org/entity/Q12418"/>
12       </rdf:Description>
13       <rdf:Description rdf:about="http://www.wikidata.org/entity/Q12418">
14          <dcterms:title>Mona Lisa</dcterms:title>
15          <dcterms:creator rdf:resource="http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci"/>
16       </rdf:Description>
17       <rdf:Description rdf:about="http://data.europeana.eu/item/04802/243FA8618938F4117025F17A8B813C5F9AA4D619">
18          <dcterms:subject rdf:resource="http://www.wikidata.org/entity/Q12418"/>
19       </rdf:Description>
20    </rdf:RDF>

RDF/XMLではRDFトリプルは、rdf:RDFずいうXML芁玠内で指定したす2行目ず20行目。rdf:RDF開始タグの属性36行目は、XMLの芁玠ず属性の名前を蚘述するための省略圢を提䟛したす。rdf:DescriptionずいうXML芁玠http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#Descriptionの省略圢は、about属性で指定されおいるIRIを䞻語ずしお持぀トリプルの集合を定矩するために甚いられたす。最初の蚘述ブロック712行目には4぀の䞋䜍芁玠がありたす。䞋䜍芁玠の名前は、RDFプロパティヌを衚わすIRI䟋えばrdf:typeです8行目。ここの䞋䜍芁玠はそれぞれ1぀のトリプルを衚わしたす。トリプルの目的語がIRIでもある堎合には、プロパティヌ䞋䜍芁玠には内容がなく、その目的語のIRIはrdf:resource属性を甚いお指定されたす8、1011、15、18行目。䟋えば、10行目は次のトリプルに盞圓したす。

<http://example.org/bob#me> <http://xmlns.com/foaf/0.1/knows> <http://example.org/alice#me> .

トリプルの目的語がリテラルであれば、そのリテラルの倀がプロパティヌの芁玠のコンテンツずしお入力されたす9行目ず14行目。デヌタ型はプロパティヌの芁玠の属性ずしお指定されたす9行目。デヌタ型が省略され14行目、蚀語タグが存圚しない堎合、リテラルはxsd:stringずいうデヌタ型を持぀ず考えられたす。

䟋は、ベヌスラむンの構文を瀺しおいたす。構文のより詳现な凊理に関しおは、RDF/XMLドキュメント[RDF11-XML]をご芧ください。これらの名前空間の䞀郚に接頭蟞が定矩されおいたずいう事実にもかかわらず、属性倀にフル圢匏のIRIが含たれおいるのは倉だず思われるかもしれたせん。それは、これらの接頭蟞はXML芁玠ず属性名にのみ䜿甚できるからずいう理由によりたす。

6. RDFグラフのセマンティクス

RDFを䜿甚する重芁な目暙は、敎合性ず有甚性を保ち぀぀より倧きな集合を圢成するために耇数の情報源の有甚な情報を自動的に結合できるこずです。この結合のための出発点ずしお、䞊で述べたように、すべおの情報は、䞻語-述語-目的語のトリプルずいう同じシンプルな圢匏で䌝えられたす。しかし、情報の敎合性を保぀ためには、単なる暙準構文を越えるこずが必芁で、これらのトリプルのセマンティクスに぀いお合意する必芁もありたす。

入門仕様のこの時点たでに、読者は、RDFのセマンティクスを盎芳的に理解できるようになっおいるでしょう。

  1. 䞻語、述語、目的語を指定するために甚いるIRIの範囲は「グロヌバル」で、これらを䜿甚するたびに同じものが指定されたす。
  2. 䞻語ず目的語の間に述語関係が実圚する堎合に限り、個々のトリプルは「真」です。
  3. RDFグラフ内のすべおのトリプルが「真」である堎合に限り、そのRDFグラフは「真」です。

これらの抂念たた、他のものも、RDFセマンティクスのドキュメント[RDF11-MT]では、数孊的正確さで指定されたす。

これらの宣蚀的セマンティクスを持぀RDFの利点の1぀は、システムが論理的な掚論を行うこずができるずいうこずです。すなわち、真ずしお受け入れたあるトリプルの入力デヌタの集合を䞎えられれば、システムは、ある状況䞋においお、論理的に他のトリプルも真であるに違いないず掚定できたす。我々は、最初のトリプルの集合が远加のトリプルを「含意する」ずいいたす。「掚論システム」ず呌ばれるこれらのシステムは、䞎えられたトリプルの入力デヌタが互いに矛盟するこずがあるず掚定するこずもできたす。

新しい抂念を䜿甚したい時に新しい語圙を䜜成できる堎合、RDFの柔軟性が埗られれば、実行したい異なる皮類の掚論がたくさんありたす。特定の皮類の掚論が様々なアプリケヌションに圹立぀ず思われる堎合には、それを含意レゞヌムentailment regimeずしおドキュメント化できたす。いく぀かの含意レゞヌムがRDFセマンティクスで芏定されおいたす。他のいく぀かの含意レゞヌムず、SPARQLでこれらを甚いる方法の技術的な解説に぀いおは[SPARQL11-ENTAILMENT]を参照しおください。含意レゞヌムには、かなり簡単に実装し玠早く掚論を実行できるものもありたすが、効果的に実装するためには粟巧な技術が必芁なものもあるこずに泚意しおください。

含意の䟋ずしお、次の2぀のステヌトメントに぀いお考えおみおください。

    ex:bob foaf:knows ex:alice .
    foaf:knows rdfs:domain foaf:Person .

このグラフから次のトリプルを導き出すこずは正圓であるこずが、RDFセマンティクスのドキュメントから分かりたす。

    ex:bob rdf:type foaf:Person .

䞊蚘の導出は、RDFスキヌマ含意[RDF11-MT]の䟋です。

リテラルがXMLスキヌマ・デヌタ型のinteger敎数に察しお定矩されおいる制玄に準拠しおいないため、RDFのセマンティクスから、

   ex:bob ex:age "forty"^^xsd:integer . 

このトリプルには論理矛盟が生じるこずも分かりたす。

RDFツヌルがすべおのデヌタ型を認識するずは限らないこずに泚意しおください。最小限、ツヌルは文字列のリテラルず蚀語タグ付きリテラル甚のデヌタ型をサポヌトする必芁がありたす。

他の倚くのデヌタ・モデリング蚀語ずは異なり、RDFスキヌマはモデリングに関し盞圓な自由床が認められおいたす。䟋えば、同じ゚ンティティヌをクラスずプロパティヌの䞡方ずしお䜿甚できたす。さらに、「クラス」ず「むンスタンス」の領域には厳密な区別はありたせん。したがっお、RDFセマンティクスは、次のグラフを有効なものず芋なしたす。

   ex:Jumbo rdf:type ex:Elephant .
   ex:Elephant rdf:type ex:Species .

したがっお、elephant象は、クラスJumboを䟋のむンスタンスずしお持぀ずむンスタンス぀たり、動物皮animal speciesのクラスに属するの䞡方になりえたす。

この項の䟋は、RDFセマンティクスによっお䜕がもたらされるのかに関する䜕らかの感芚を読者に䞎えるこずだけを目的ずしおいたす。完党な蚘述に関しおは[RDF11-MT]を芋おください。

7. RDFデヌタ

RDFにより、任意の情報源の耇数のトリプルをグラフぞず結合させ、正圓なRDFずしお凊理できるようになりたす。倧量のRDFデヌタは、リンクト・デヌタ[LINKED-DATA]ずしお利甚できたす。デヌタセットは、RDFを甚いお、りェブ䞊で公開され連結され、そのうちの倚くは、SPARQL[SPARQL11-OVERVIEW]でク゚リ機胜を提䟛したす。䞊蚘の䟋で甚いおいるそのようなデヌタセットの䟋には、次のものが含たれたす。

リンクト・デヌタずしお利甚可胜なデヌタセットのリストがdatahub.ioで維持されおいたす。

RDFデヌタの情報源間のリンクを蚘録するための語圙の甚語がたくさん普及したした。次の䟋は、OWL語圙が提䟛しおいるsameAsプロパティヌです。このプロパティヌは、2぀のIRIが実際には同じ資源を指し瀺すこずを衚わすために䜿甚できたす。異なる公開者が、異なる識別子を甚いお同じものを衚わすこずができるため、これは䟿利です。䟋えば、VIAF䞊蚘参照にはレオナルド・ダ・ノィンチを瀺すIRIもありたす。owl:sameAsのおかげで、我々はこの情報を次のように蚘録できたす。

䟋16: デヌタセット間のリンク
<http://dbpedia.org/resource/Leonardo_da_Vinci>
    owl:sameAs <http://viaf.org/viaf/24604287/> .

RDFデヌタ凊理゜フトりェアは、このようなリンクを、䟋えば、同じ資源を指し瀺すIRIのRDFデヌタを結合したり比范するこずにより、展開できたす。

8. さらなる情報

これで、RDFに関する簡朔な玹介を終了したす。より倚くの詳现情報を埗るためには、参考文献をご芧ください。W3Cのリンクト・デヌタのペヌゞもご芧になるず良いでしょう。

A. 謝蟞

Antoine Isaacが、様々な構文圢匏を含む倚くの䟋を提䟛したした。Pierre-Antoine Champinは、JSON-LDの䟋の1぀を提䟛したした。Andrew Woodは図を䜜成したした。Sandro Hawkeは、RDFセマンティクスに関する項の最初の郚分を曞きたした。

Gareth Adams、Thomas Baker、Dan Brickley、Pierre-Antoine Champin、Bob DuCharme、Sandro Hawke、Patrick Hayes、Ivan Herman、Kingsley Idehen、Antoine Isaac、Markus LanthalerおよびDavid WoodABC順から提䟛されたコメントに感謝申し䞊げたす。

このドキュメントの「はじめに」には、2004幎の入門[RDF-PRIMER]の文章が倚く含たれおいたす。その他の郚分に関しおは、RDF 1.1入門は完党に新しいドキュメントです。

B. 参考文献

B.1 参考情報の参考文献

[JSON-LD]
Manu Sporny, Gregg Kellogg, Markus Lanthaler, Editors. JSON-LD 1.0. 16 January 2014. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/json-ld/
[LINKED-DATA]
Tim Berners-Lee. Linked Data. Personal View, imperfect but published. URL: http://www.w3.org/DesignIssues/LinkedData.html
[N-QUADS]
Gavin Carothers. RDF 1.1 N-Quads. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-n-quads-20140225/. The latest edition is available at http://www.w3.org/TR/n-quads/
[N-TRIPLES]
Gavin Carothers, Andy Seabourne. RDF 1.1 N-Triples. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-n-triples-20140225/. The latest edition is available at http://www.w3.org/TR/n-triples/
[OWL2-OVERVIEW]
W3C OWL Working Group. OWL 2 Web Ontology Language Document Overview (Second Edition). 11 December 2012. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/owl2-overview/
[RDF-PRIMER]
Frank Manola; Eric Miller. RDF Primer. 10 February 2004. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/rdf-primer/
[RDF-SYNTAX-GRAMMAR]
Fabien Gandon; Guus Schreiber. RDF 1.1 XML Syntax. 9 January 2014. W3C Proposed Edited Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/rdf-syntax-grammar/
[RDF11-CONCEPTS]
Richard Cyganiak, David Wood, Markus Lanthaler. RDF 1.1 Concepts and Abstract Syntax. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-rdf11-concepts-20140225/. The latest edition is available at http://www.w3.org/TR/rdf11-concepts/
[RDF11-DATASETS]
Antoine Zimmermann. RDF 1.1: On Semantics of RDF Datasets. W3C Working Group Note, 25 February 2014. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/rdf11-datasets/.
[RDF11-MT]
Patrick J. Hayes, Peter F. Patel-Schneider. RDF 1.1 Semantics. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-rdf11-mt-20140225/. The latest edition is available at http://www.w3.org/TR/rdf11-mt/
[RDF11-NEW]
David Wood. What’s New in RDF 1.1. W3C Working Group Note, 25 February 2014. The latest version is available at http://www.w3.org/TR/rdf11-new/.
[RDF11-SCHEMA]
Dan Brickley, R. V. Guha. RDF Schema 1.1. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-rdf-schema-20140225/. The latest published version is available at http://www.w3.org/TR/rdf-schema/.
[RDF11-XML]
Fabien Gandon, Guus Schreiber. RDF 1.1 XML Syntax. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-rdf-syntax-grammar-20140225/. The latest published version is available at http://www.w3.org/TR/rdf-syntax-grammar/.
[RDFA-LITE]
Manu Sporny. RDFa Lite 1.1. 7 June 2012. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/rdfa-lite/
[RDFA-PRIMER]
Ivan Herman; Ben Adida; Manu Sporny; Mark Birbeck. RDFa 1.1 Primer - Second Edition. 22 August 2013. W3C Note. URL: http://www.w3.org/TR/rdfa-primer/
[RFC3987]
M. Durst; M. Suignard. Internationalized Resource Identifiers (IRIs). January 2005. RFC. URL: http://www.ietf.org/rfc/rfc3987.txt
[SPARQL11-ENTAILMENT]
Birte Glimm; Chimezie Ogbuji. SPARQL 1.1 Entailment Regimes. 21 March 2013. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/sparql11-entailment/
[SPARQL11-OVERVIEW]
The W3C SPARQL Working Group. SPARQL 1.1 Overview. 21 March 2013. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/sparql11-overview/
[SPARQL11-UPDATE]
Paul Gearon; Alexandre Passant; Axel Polleres. SPARQL 1.1 Update. 21 March 2013. W3C Recommendation. URL: http://www.w3.org/TR/sparql11-update/
[TRIG]
Gavin Carothers, Andy Seaborne. TriG: RDF Dataset Language. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-trig-20140225/. The latest edition is available at http://www.w3.org/TR/trig/
[TURTLE]
Eric Prud'hommeaux, Gavin Carothers. RDF 1.1 Turtle: Terse RDF Triple Language. W3C Recommendation, 25 February 2014. URL: http://www.w3.org/TR/2014/REC-turtle-20140225/. The latest edition is available at http://www.w3.org/TR/turtle/